次回の上映会は1月16日(土)。市岡康子さんを迎えて『クラ――西太平洋の遠洋航海者たち』と『女の島 トロブリアンド』の二本立てです

8月の地平線報告会「石器野ヨシハルの時を駆ける探検」

8月31日(土) 14:00~16:30 500円
於:新宿区榎町地域センター 4F多目的ホール

「石器で竹だって切れるんだよ!」と言うのは医師で探検家の関野吉晴さん(75)。学生時代に南米先住民マチゲンガ族の村に通い、ナイフ1本あれば自然の中で生きのびる知恵と技術を習得します。

やがて人類拡散の道を人力で辿るグレートジャーニー(GJ)で世界各地の先住民族を訪ねました。「GJは旧石器時代のマンモス狩猟者の足跡を辿る旅のつもりだったけど、現代の先住民は例外なく鉄を使ってたね」。

早速、関東、東北、北海道などに拠点を作り、実際に鉄器や土器を使わない生活を始めます。「初めの一歩の住居作りから難儀してなかなか進まないけどね」。ヒトが環境への「害獣」ではまだなかった(?)時代を体感し、自然とのつきあい方を見直す試みです。

その想いの延長線上に、現在公開中の映画、関野さん初監督作品『うんこと死体の復権』があります。最近は「石器野吉晴」とも名乗る関野さんに、時をワープした狩猟採集民修行や、映画つくりへの思いを熱く語って頂きます!

この記事を書いた人

地平線キネマ倶楽部事務局。デジタルエディター。北部パキスタン文化研究者

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