次回の上映会は11月16日(土)。市岡康子さんを迎えて『クラ――西太平洋の遠洋航海者たち』と『女の島 トロブリアンド』の二本立てです

11月16日(土)、市岡康子さんをお迎えして、『クラ』と『女の島』を上映します

(c)ICHIOKA Yasuko

第4回目の「地平線キネマ倶楽部」は、11月16日(土)の午後1時より、いつもの「新宿歴史博物館」で開催します。

上映するのは『クラ――西太平洋の遠洋航海者たち』(1971)と『女の島 トロブリアンド』(1976)の二本立て。どちらもTVドキュメンタリーの草分けとして知られる名プロデューサー・牛山純一さんが率いた「日本映像記録センター(映像記録)」の作品です。

今回は、この2作品でディレクターをつとめた市岡康子さんにご登壇いただき、この作品を撮ろうと思い立ったきっかけや現地での取材・撮影などの苦労話、この作品の意義などについて語っていただこうと思っています。

市岡さんは1962年に日本テレビに入社後、『ノンフィクション劇場』『20世紀アワー』などのドキュメンタリー番組を手がけ、1966年から90年まで『すばらしい世界旅行』のプロデューサー・ディレクターとして活躍されました。1972年には「日本映像記録センター」の設立に参加し、アジア・太平洋地域を主なフィールドとして、この地域で暮らす諸民族の生活と伝統文化を記録してこられました。

じつは地平線会議の創設期に、年報『地平線から』の出版を記念する大集会で、牛山さんにお話をしていただき、古いドキュメンタリー映画や映像記録センターの作品の上映をしたことがあります。当時の地平線通信は葉書だったため、記録が残っていないのであやふやですが、たしかこのとき『クラ』も上映されて、大きな感動を覚えた記憶がうっすらとあります。「地平線キネマ倶楽部」を立ち上げる際にも、いつかまた『クラ』のような作品をみんなで観たいものだという思いがありました。

なお、これまでは午後2時からの開演でしたが、今回は2作品を続けて上映するため、1時からスタートします。ご注意ください。

地平線キネマ倶楽部 第4回上映会
日時:2024年11月16日(土)
   12:40開場・13:00開演・16:30終了
会場:新宿歴史博物館 2F 講堂
    〒160-0008 東京都新宿区四谷三栄町12-16
    https://www.regasu-shinjuku.or.jp/rekihaku/
参加費(資料代):1,000円
上映作品:『クラ――西太平洋の遠洋航海者たち』(66分)
     『女の島 トロブリアンド』(50分)
作品解説・トーク:市岡康子

(地平線会議の関係者でなくてもご参加いただけます。申し込みなどは不要です)

絵:長野亮之介

この記事を書いた人

地平線キネマ倶楽部事務局。デジタルエディター。北部パキスタン文化研究者

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