山形県在住の飯野昭司さんから、劇場公開の案内がありました。
渋谷のユーロスペースで、6/29から『プロミスト・ランド』という劇映画が公開されます。原作は山形市出身の飯嶋和一さん(個人的には新作を待望する唯一の小説家)が40年前に発表した同名小説で、舞台は山形県の西川町ですが、映画のロケは集落シーンが鶴岡市大鳥、山岳シーンは西川町志津で行われました。ロケ地ということもあり、山形県内の2館では全国にさきがけて、6/15〜先行上映が行われています。
主演は笹谷遼平監督の『山歌』にも出演していた杉田雷麟さんと寛一郎さん。熊を追う山岳シーンはセリフのない場面も長く、(実際に歩いたことのある)山の空気感と緊張感が伝わってきました。飯島監督はこの映画を撮る前に大鳥集落の熊撃ち(マタギ)たちのドキュメンタリー映画『MATAGI -マタギ-』(U-NEXTで配信)も撮っていて、その経験が活かされているようでした。
地元びいきもあって、両作品とも興味深く観ましたが、興行的には難しいように感じました。できれば地平線会議の皆さんの感想をお聞きしたいので、公開が始まりましたら、ぜひご覧&おすすめください。
ユーロスペース 上映スケジュール、作品解説。ヨーロッパ、アジア映画等。