次回の上映会は1月16日(土)。市岡康子さんを迎えて『クラ――西太平洋の遠洋航海者たち』と『女の島 トロブリアンド』の二本立てです

山形の飯野さんより:6月29日から『プロミスト・ランド』の公開が始まります

公式サイトトップページより

山形県在住の飯野昭司さんから、劇場公開の案内がありました。

渋谷のユーロスペースで、6/29から『プロミスト・ランド』という劇映画が公開されます。原作は山形市出身の飯嶋和一さん(個人的には新作を待望する唯一の小説家)が40年前に発表した同名小説で、舞台は山形県の西川町ですが、映画のロケは集落シーンが鶴岡市大鳥、山岳シーンは西川町志津で行われました。ロケ地ということもあり、山形県内の2館では全国にさきがけて、6/15〜先行上映が行われています。

主演は笹谷遼平監督の『山歌』にも出演していた杉田雷麟さんと寛一郎さん。熊を追う山岳シーンはセリフのない場面も長く、(実際に歩いたことのある)山の空気感と緊張感が伝わってきました。飯島監督はこの映画を撮る前に大鳥集落の熊撃ち(マタギ)たちのドキュメンタリー映画『MATAGI -マタギ-』(U-NEXTで配信)も撮っていて、その経験が活かされているようでした。

地元びいきもあって、両作品とも興味深く観ましたが、興行的には難しいように感じました。できれば地平線会議の皆さんの感想をお聞きしたいので、公開が始まりましたら、ぜひご覧&おすすめください。

この記事を書いた人

地平線キネマ倶楽部事務局。デジタルエディター。北部パキスタン文化研究者

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