地平線大集会



年報「地平線から」が完成するたびに、その発刊を記念して、「地平線大集会」を開いてきました。以下はその案内チラシと、そこに書かれたコピーの内容です。いまとなって読み返すと、なんともまぶしいものもちらほらありますが、当時の意気込みが感じられて、なんだか元気が出てくるようです。

第1回 1980年11月24日(月)〜11月25日(火) 池袋西武百貨店Studio200
第2回 1981年7月18日(土)19日(日) 新宿野村ビル・野村ホール
第3回 1982年7月15日(木) 有楽町そごう上・映像カルチャーホール
第4回 1983年7月28日(木) 有楽町そごう上・映像カルチャーホール
第5回 1984年7月14日(土) 新宿安田生命ホール
第6回 1986年2月28日(金) アジア会館
第7回 1987年10月30日(金)31日(土) アジア会館
第8回 1990年3月16日(金)17日(土) AIU渋谷海外旅行保険センター


■1980年11月24日(月・休日)〜11月25日(火)
いま、地平線に旅立つ・1980
 「地平線から・1979」発刊記念大集会
◆一旅と冒険を語る2日間一(地平線会議1周年記念)◆
池袋コミュニティ・カレッジ Studio200特別講座

●地平線会議とは
旅や冒険を愛する人なら誰でもメンバーになれる運動体です。発足は1979年8月17日。さまざまな方法で地平線の彼方に飛ぴ出して行った人々の体験を聞き、でき得る限り記録にとどめようというのが、その大ざっばなねらいです。民衆レベルでの異文化交流の行動が地に根をはやしはじめたいま、一人一人のユニークな地球行は、私達に大事な何かを教えてくれる、そんな思いでスタートさせました。年中無休の「地平線放送」(ダイヤル8XX-99l8をまわして下さい)、冒険・探検年報の発行などを手がけています。


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■■11月24日(月)
★Part1・14:00〜17:30
体験報告「地平線を見た男たち」

極地、ジャングル地帯、山など行動者たちのフィールドはさまざまです。それぞれの分野にとりつかれた人間の体験報告は、ナマの言葉で聞く時にとりわけ私たちの心を揺さぶります。冒険の現役、あるいは先達たち3人に登場してもらいます。
●グリーンランド縦断から犬ぞりによる北極点到達を指揮した・池田錦重(日大隊)
●アマゾン源流に通うこと10年、ついにインカ新遺跡を発見した・関野吉晴
●世界ではじめてエベレスト(チョモランマ)の南北両ルート登頂を果たした・加藤保男
★Part1・18:00〜20:00
「より深い出会いのために……私的探検のすすめ
(アフリカをフィールドに)」

飛び立つことは誰にでもできる。しかし、地球のふところに入りこんで、何を見、何を聞いてくるかは、一人一人違うでしょう。アフリカを舞台に、独創的な行動を続けている3人に集まってもらい、パネル、デイスカッション形式で自在にその体験と、旅へのアドバイスを語ってもらいます。もちろん、スライドなど豊富な資料も用意されるはずです。
●アフリカのジャングルや砂漠で遊牧民、狩猟民をまる8年迫い続けている映像ディレクター・杉山忠夫
●バイクによるアフリカ行をきっかけに再三アフリカを訪れ、住民たちへの独自のアプローチで知られる・賀曽利隆
●ギニア・ビザウの独立運動など・アフリカに報道写真家として入りこんだ小川忠博
◆Part3・11:00〜17:30
体験報告「ヒマラヤが見える風景から」

アジアの北方に大ヒマラヤ山脈が走り、その周辺には、多種な文化を持ったさまざまな民族がいます。同じアジア人として、私達の仲間は何を見てきているだろうか。豊富なスライドと、会場の人々の飛び入り参加による、ユニークな報告会にしたいと考えています。
●ラダックから……インド北方の“小チベット”の異名で呼ばれるラダックにとりつかれた学習院大探検部OB・土屋守
●カフィリスタンから……パキスタン領内“異教徒の国”に3ヵ月住みこんだ・丸山純
●ネパールの村から……家族4人でネパールの農村に住みつき、このほど帰国した・田村真知子
◆Part4・18:00〜20:30
「より自由な行動のために……私的探検の技術」

行動の方法は、いくらでもあります。飛行機と観光バスだけの旅を意識的に避けて、ここでは、実際に独自の方法で地平線を歩きまわった人たちに集まってもらいます。会場には、使用した手段、つまり道具なども用意するつもりです。
●熱気球で毎週のように空に舞い上がる・島村幸治
●カヌーで単独独マッケンジー川から北極海までこぎ下った・河村安彦
●自転車でオーストラリア大陸を横断した・桧山隆史
●山スキーで北欧の大レースにも参加した・平靖夫
●徒歩で20キロの荷を背に67日間で日本を縦断した・田中雄次郎
●バイクで地球をかけめぐった・賀曽利隆


■1981年7月18日(土)〜19日(日)
いま、地平線に旅立つ・1981
 「地平線から・1980」発刊記念大集会
◆旅と冒険を語る2日間◆
場所:野村ビル地下1F「野村ホール」(新宿西口副都心) 入場料:1日500円


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■■7月18日(土)
★Part1・講演とスライド
(pm3:00〜pm5:30)
「私の見たチベット……1980・81の記録」
北村節子
(シシャパンマ日本女子登山隊)
昨秋の偵察行も含め、2度にわたって中国・チベット自治区に滞在した経験と、1975年のエベレストをはじめ、女性だけの8000メートル峰登山のドキュメントをスライドと共に報告します
★Part2・シンポジウム「いま、地平線で女たちは……」
(pm6:00〜pm8:30)
街道雅美…夫と幼い2人の子供と共に、カナダ北極圏のエスキモー村“ケンブリッジベイ”で1年を過ごした主婦
青柳清子…南米大陸を女ひとり8ヵ月かけて縦断。多くの遺跡と現地民のくらしをスケッチした
那須美智…全費用60万円でネパール、インド、スリランカ、パキスタンなど8ヵ月の素晴らしい旅を終えて帰国した
若木美枝…インド亜大陸にひかれて、還暦後いまなお若者の行動力を持つ
■■7月19日(日)
★Part3・映画「フィルムがとらえた20世紀初頭の地平線」
(pm1:00〜pm3:40)
日本映像カルチャーセンターの協力で、同センター所蔵の歴史的なドキュメンタリーの名作4点を公開
No.1「リュミエール兄弟・ムービーカメラを持った史上発の世界旅行」
No.2「極北のナヌーク」
No.3 映像によるシルクロード探検「グラス」
No.4「黄色い十字架」
Part4・講演(pm4:00〜pm6:00)
「地球と取り組む映像作家たち……共生の時代に」
牛山純一(日本映像カルチャーセンター常務理事)
Part5・討論会
(pm6:00〜pm9:00)

地平線に生きる、行動者たちの生きざま
増島達夫…ボリビアの山に登り、アマゾンで日本語教師をした男がめざす冒険を語る
土屋守…凍結したザンスカール川に沿いラダックのザンスカールに通いつめラダックに生涯をかける写真家が、巣立つ希望と憂いを語る
浅野哲哉…インドの大衆料理屋探検にユニークな体験を持ちいま「人力車夫」として再びインドに入る男が生き方を問う
平田オリザ…新聞配達で資金をかせぎ自転車で世界一周を果たした高校生が見た世界の現実と想像を語る
吉岡淳…インドシナ難民と取り組む男から学ぶものは


■1982年7月15日(木)
いま、地平線に旅立つ・1982
 「地平線から・1981」発刊記念大集会
さらなる地平線をめざして
たとえ、月の砂漠に超高速道ができても、私たちは二本足で踏み出します。

「地平線から・1981」は、1981年間に敢行された日本人の地球体験を、多くの人々の協力を得て、追跡・記録したものです。このたび、その発刊を記念して、恒例の……「地平線大集会」を開催いたします。みなさん…ふるって参加して下さいネ。

PART 1は、日本映像カルチャーセンターの協力を得て、素晴らしいドキュメンタリーの名作を上映します。 PART 2は、「地平線から・1981」の冒険者たちが、顔をそろえます。 彼らとともに……、私たちの地球体験を、語り合いましょう……!!


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■■テアトル・地平線
不朽の名作ドキュメンタリーフィルム上映!!
協力:映像カルチャーホール
参加費:500円・出入り自由
★PART 1・13:00〜……名作ドキュメンタリーフィルム上映会
◆極北のナヌーク
ドキュメンタリー不朽の名作 白黒64分 ロバート・フラハティ 1922年
◆オオハクガンの飛行
2500マイルの雄大な「渡り」 カラー52分 Arbrey Buxton
1973年エミー賞撮影賞・同編集賞ほか、多くの賞を獲得
◆私は鳥葬を見た−秘境ムスタンの奇習
カラー50分 映像記録 1977年
PART 2・17:40〜
◆あいさつ 地平線会議/日本映像カルチャーセンター
◆クラ−西太平洋の遠洋航海者たち
カラー66分 日本テレビ 1971年
国際人類学・民族学会議、絶賛!!
◆シンポジウム 19:30〜
冒険者たちが勢揃いします!!
地平線会議は、来月満3歳となります。みなさんの暖かいご協力のおかげです。感謝の意とともに、是非、集会にもいらして下さい!! これからもよろしくお願いします。


■1983年7月28日(木)
いま、地平線に旅立つ・1983
 「地平線から・1982」発刊記念大集会
打ちのめされた時もある。やさしく抱かれた時もある。−地球体験最前線報告


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★第1部・ドキュメンタリー地平線
7月28日(木)PM1:00〜6:00
場所:有楽町そごうデパート8F(映像カルチャーホール)
主催:地平線会議
協力:日本映像カルチャーセンター
◆あいさつ
◆映画への招待
時代を越える貴重な映像、歴史的なドキュメンタリーの名作5本を大公開!
〈北の冒険〉
No.1「アラン」
来年、生誕100年を迎えるドキュメンタリーの父、ロバート・フラハティの代表作。1931年、アイルランド沖合アラン群島の島民たちの自然との戦いを丹念に追った名作。(モノクロ53分)
〈大空の冒険〉
No.2「大空を舞う男たち」
No.3「翼を持った人間たち」

著名なハンググライダーパイロット、マイク・ハーカーの手に汗にぎる大空の冒険の記録。アルプスで、ハワイのオアフ島で、ハンググライダーにとりつけたカメラが、山々や美しい海岸線を、さながら鳥の目で追いつづける。すばらしい飛翔の世界。だが、ある日、夕日の海岸で突然事項が発生、ハンググライダーは谷底へ……。(各25分)
〈追悼、豊臣靖の世界〉
No.4「アマゾン−未接触部族を探しに行く」
6月18日、すぐれたドキュメンタリー制作者であり、地平線会議の仲間であった豊臣靖が、ガンで逝った。50歳だった。10年がかりでアマゾンに通った彼の代表作品。(カラー50分)
No.5「スウェン・ヘディンの生涯」
19世紀末から20世紀にかけて、生涯の大部分を中央アジア、シルクロードの探検に費やしたスウェーデンの偉大な探検家、スウェン・ヘディンと、その隊員たちが記録した貴重なフィルムとともに、87歳で没するまでの数奇な生涯をたどる。(日本映像記録センター制作。45分)

★第2部・砂嵐を呼ぶ討論会
PM1:00〜6:00
アフリカをこなすには、リヤカーか!ラクダか! 激論はつづく。
紺野衆(26歳)
サハラ砂漠の日本遊牧民たらんとして、単身ラクダを駆って、裁く横断に挑戦!3600キロの記録をつくる。
 VS
永瀬忠志(26歳)
「田吾作」という名のリヤカーを引いてのユニークな旅。オーストラリア縦断後、アフリカ横断に挑戦。盗難にあい、旅を中断したが、得たものは大きかった。
司会・賀曽利隆
バイクでサハラ砂漠縦走


■1984年7月14日(土)
地平線まつり EXO-PO `84
 地平線会議発足5周年・年報「地平線から・1983」完成記念大集会
「君もエキゾるか、エキゾらんか」
スキゾキッズは逃げる。エリマキトカゲも逃げる。みんな、地平線の彼方へと逃げる。そして、地球体験をかさねて、7月14日、パリ祭の土曜日、新宿・EXO-PO LANDに戻ってくる。

誰もが心の底では、未知なる外の世界へ行ってみたいと思っているはず。そんな憧れを、私たちは「エキゾ」と呼ぶことにした。「〜的」や「〜情緒」が付くような、まがいものでは決してない。もっと根源的な、「異国の地」そのものに魅かれる高遠なる精神と、自分では押さえきれない無気味な遠心力……それが「エキゾ」である。

7月14日。土曜日。新宿に2つのエキゾ空間が出現する。現実のしがらみにどっぷりとつかりつづけていると、エキゾ度がどんどん低くなってしまう。たまには、自分の秘めたるエキゾごころに、ちょっぴり刺激を与えてやるのも、必要なのではないかな。このEXO-PO `84をきっかけにして、何人ものエキゾ人間が、地平線に向けて走りだすことを、私たちは大いに期待している。


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■■昼の部
メイン会場・安田生命ホール

午後1時〜4時30分 03-342-6705
★Part1 第2回地平線賞発表
ラクダの旅、アマゾン探検、リヤカーひとり旅、海の単独行など、地球を舞台に、あらゆる分野で活躍した冒険者たち15人を、地平線会議が独自に表彰。冒険者自身の口から、その地球体験を破天荒なスタイルで語ってもらう大質問会。
★Part2 ステージ地平線
まだ確定したわけではないので、はっきりとは書けませんが、歌手T.K.さんが、地平線会議に寄せる熱き思いを語ってくれる予定です(もしかしたら歌も)。他の特別ゲストからのメッセージも紹介します。
★Part3 メモリアルプレゼント
抽選会

地平線の彼方から運ばれてきた珍品・奇品(?)が当たる大抽選会。
■■夜の部
第2会場・新宿文化センター

午後6時〜10時/03-350-1141
★Part4.エキゾらん会
行動者たちと、思う存分語りあう240分

●当日会場にて、年報「地平線から」と「地平線ポスター」の展示・販売をおこないます。


■1986年2月28日(金)
いま、地平線に旅立つ・1987
 「地平線から・Vol.6」発刊記念大集会
場所…アジア会館(地下鉄・青山一丁目下車、Tel.(03)402-6111) 参加資格および発言…自由参加、積極的な参画を歓迎(年齢、性別、体力、国籍、貧富など不問) 参加費…無料(そのかわり買ってください、年報と、仲間が持ち寄った珍品、奇品、逸品、ガラクタ)


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■■第1部・地平線フォーラム プログラム
★第1部・地平線フォーラム
(司会)賀曽利隆
1:00〜2:00 p.m. 報告(1)アフリカ大陸リバー・トリップ中間報告/広町隆夫
2:00〜3:00 p.m. 報告(2)アラビアの民族衣装と装身具/向後紀代美
3:00〜4:00 p.m. 報告(3)パキスタンの“人と音”を訪ねて/丸山令子
4:00〜5:00 p.m. 報告(4)チベットの現状/ペマ・ギャルポ
★第2部 食事・懇談
(1階食堂および2階ラウンジ、飲食ば有料)
★第3部 地平線賞
6:00〜6:30 p.m.「地平線賞」発表と
“勝手に贈呈”式/(司会)丸山純
★第4部 メルカード地平線
6:00〜6:30 p.m. 恒例のオークション
(セリ人〕惠谷治+岡村隆
★報告者のプロフィール
広町隆夫…東京農大探検部OB。昨年6月以来、西アフリカのセネガル川からニジェール川、ザイール川、ナイル川と、17,300kmにおよぶ水路をたどってアフリカを縦断中。ナイジェリアのクーデターで進路を阻まれたため、たまたま日本へ出稼ぎ中。
向後紀代美…地理学の最初の海外フィールドがネパール。修士論文とだんなさまを同時に手中にしてから、はや20年。好奇心はいささかも衰えず、最近はアラビア各地を歩いている。今回はとくにオマーンとイエメンを中心に、比較文化の視点から民族衣装と装身具をみる。実演のモデルを募ります。立教大学講師。
丸山令子…音大入学当時には「あんな野蛮な音楽を研究する学問なんて」と嫌悪していた民族音楽の魅力に、突然とらわれた。以後、パキスタン北部の山岳地帯(インド世界と中央アジア世界を結ぶ“かけはし”)を4回にわたって訪れ、そこに住む各民族の音楽を研究してきた。
ペマ・ギャルポ…チベット文化研究所所長。長く日本に暮らし、チベット文化の紹介のほか、ダライラマ亡命政府の日本代表的な役割を果たしている。チベット代表団の一員として、中国治下の現状を見てきた。
●お願い
第4部のオークションは、参加されるみなさんがお持ちになる品物をあてにしています。“地平線”の香りの漂うものを提供していただければさいわいです。時間のゆるすかぎり、品物とその(旧)所有者の紹介をさせていただきます。高価なものである必要はありません。正札のない、あの、市場のたのしさが“売りもの”です。なお、売り上げ金は会場費等に当てさせていただきます。
◆この祭りについての問い合わせ
白根全Tel.9XX‐35l0(ウオーク)


■1987年10月30日(金)〜31日(土)
いま、地平線に旅立つ・1987
 「地平線から・Vol.7」発刊記念大集会
年報『地平線から・7』発刊記念! 地平線会議特別大集会
アジア会館(地下鉄・青山一丁目下車、電話03-402-6111)
参加は自由ですが、参加料1日500円……それから……買ってください『地平線から・7』2,000円


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■■★第1日・10月30日(金)
★09:30〜10:00…オープニング+モーニングコーヒー/於2階ロビー
★10:00〜18:00…車座討論・移動について
司会・伊藤幸司/於2B
旅の基本となる移動について、車座になってマラソン討論をしませんか。時間帯によってテーマは少しずつ転調していきます。以下に紹介する方々のミニ報告が討論の方向を決めてくれるでしょう。要望や質問があれば事前に伊藤幸司(153 目黒区下目黒4-20-29)まで文書でどうぞ。
(1)べったり夫婦あまから道中(10:00−12:30)…渡辺久樹+京子、長野亮之介+淳子、河村安彦+まち子。
(2)移動の技術的側面(13:30−16:00)…山本隆英→ローラースケートで日本一周+北米縦横断、飯島英雄→停年退職後オートバイで日本一周+米国48州ツーリング、金井重→おばさん一人旅、久島弘→“移動帝国”の運営。
(3)あるく哲学(16:00−18:00)……渡辺剛→「牛歩だより」、中村勝利→陸に上がった船乗り、若木美枝→チベット文化圏一人旅。
★18:00〜21:00…大討論
体験的「地球トイレ学」公開講座

司会・恵谷治+岡村隆/於2A
トイレの穴から世界をのぞけば…間仕切りなしのトイレにとまどい、ペーパー代わりの空き缶の水におののき、“出たて”を犬にねらわれながら、ぼくらが知った「世界の多様さ」……。極寒の氷原や炎熱の砂漠、あるいは船上から大海原に尻をさらして、わが身で学んだ「行動術」……。地球を歩く仲間にとって、日々のトイレは痛切にして実り豊かな、そして孤独な教室だった。『地平線から・7』第3部で特集した空前絶後の世界のトイレ体験と文化論的考察を、今一度参加者一体となってナマナマしく再結集する。
■■第2日・10月31日(土)
★09:30〜10:00…オープニング+モーニングコーヒー/於2階ロビー
★10:00〜16:00…地平線会議、おおいに語る
司会・賀曽利隆/於2B
第1部では地平線会議の設立当時の状況や理念、地平線会議は何を目指そうとしたのかなど、第2部では現在の地平線会議を支えるメンバーに、地平線会議とは何かを語ってもらいます。1部、2部を通して、地平線会議の展望、将来像を探ります。
(1)地平線会議とは何か?(10:00〜12:30)……江本嘉伸、森田靖郎、伊藤幸司、松本栄一、岡村隆、恵谷治、浅野哲哉、渡辺久樹。
(2)今、地平線会議は(13:30〜16:00)……丸山純、長野亮之介、鬼塚順、鈴木雅宏、石坂泉、桃井和馬、大塚永里子、大貫映子。
★16:00〜18:30…ファッション地平線 司会・恵谷治+福田悦子+大塚永里子/於2L
地平線会議が準備するエスニックファッションショーと、みなさん愛蔵の品々の根掘り歯掘りルーツ探検ファッションショー。頭のテッペンから足の先まで、ファッションにかかわるものならなんでもお持ちください。
18:30〜20:30…恒例の東京名物・地平線オークション セリ人・恵谷治+岡村隆/於2L
交通費を加算したらたいへん高価なものばかり! 地平線の香りが漂い、見るだけでも楽しいバザールです。買手になっていただくのと同時に、あなたの一品をぜひ、提供していただけませんか。売り上げは会場費等にあてさせていただきます。
★20:30アジア会館発 奥多摩で語り明かす地平線特設キャンプファイアー
秋の夜長はバクハツだ! 山があって、川があって、風があって……そんな中で火を囲んで秋の一夜を語り明かしませんか!『地平線から・7』発刊記念の大打ち上げパーティを、かかわった人も、かかわらなかった人も関係なしに行います。大きな山小屋を借りました。雨が降っても大丈夫。酒でもツマミでも持ち込み大歓迎。●時間…先発隊によって20:00からオープン。本隊は20:30にアジア会館を出ます。●場所…奥多摩・川井キャンプ場の大ロッジ。青梅線川井駅下車(最終は立川発23:24立川→川井は53分)キャンプ場は駅の対岸の多摩川河畔。立川方面にしばらく戻ると吊り橋があります。●費用−夜〜朝の食・住あわせて2000〜3000円(頭割り精算)。なおJR線の「奥多摩・秋川自由乗車券」を買うと2日間有効で1,400円。指定区間内乗り降り自由なので、日曜日も有効に利用できます。●注意…貸し毛布・フトン(有料)は予約が必要です。シュラフをお持ちの方は持参してください。また、先発設営隊希望者を募っています。●問い合わせ−渡辺久樹+京子(電話03-300-9599)


■1990年3月16日(金)17日(土)
いま、地平線に旅立つ・1990
 地平線会議10周年・「地平線から・第八巻」発刊記念大集会
日時:1990年3月16日(金)17日(土)5:30pm〜9:00pm/場所…AIU渋谷海外旅行保険センター会議室(渋谷区渋谷1-13-9 たくぎんビル6F 03-4XX-2868)/会費:いずれの日も500円


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■■第1部・3月16日(金)5:30pm〜9:00pm
★プロローグ=5:30pm
「地平線会議」設立まで、そしてこの10年を語る。
江本嘉伸・三輪主彦
★第1部 6:15pm
第5回地平線賞発表
受賞者の本音を探る地平線的授賞式

司会=丸山純(第5回地平線賞実行委員長)
地平線会議が受けた感動を広くアピールしたいという趣旨で創設された地平賞も、いよいよ5回目を迎えた。今回の受賞者は5組。白熱した議論の果てに選出されたユニークなキャラクターの持ち主ばかりである。当日は受賞者と、選考座談会で熱烈な応援をした推薦者にペアで出場してもらい、対談形式で受賞者の素顔を紹介していく予定だ。推薦者の突っ込み次第では、日頃は聞けない本音が受賞者の口からもれるかもしれない。乞うご期待。
■■第2部7:00pm ★ディスカッション
「地平線流生活術」

お金がないから何もできない、なんてのはなまけものの言い訳にしかすぎない。だけどやっぱり行動するには金がかかる。およそ、お金には縁のなさそうな地平線の仲間たちはいったいどのようにして旅費をため、あるいはたまらないまま行動を続けているのか。日本にいるときの生活ぶりはどのようなものなのか。残された家族の運命やいかに。今回は、いままで深く追求されることのなかった行動者たちの行動と行動の隙間を赤裸々に語ってもらう予定です。なお、このディスカッションを聞いてあなたの人生が変わっても、当地地平線会議は一切責任を負いません。
風間深志〔北極点バイク到達、エベレストバイク登山、パリ・ダカールラリー完走、地球元気村主宰〕
岡村隆〔地平線小説家、密林遺跡探検家、大好評最近刊『泥河の果てまで』〕 大貫映子〔ドーバー海峡遊泳横断、エクアドル留学、アマゾンカヌー航下、トライアスロン〕
渡辺京子〔主婦、ヒマラヤ・アンデストレッキング、サハラ中古車旅、ボルネオ・キナバル子連れ登山〕
滝野沢優子〔独身、オーストラリアバイク一周、現在真夏のサハラバイク走破準備中〕
樫田秀樹〔サハラ・豪大陸内陸部バイク走破、ソマリア滞在2年、ボルネオ森林伐採調査〕
長野亮之介〔アラスカ・ユーコン!川イカダ下り、インド、中国。地平線イラストレーター〕
渡辺久樹=司会〔元フリーアルバイター実践研究家、南米、ネパール、サハラ放浪、現在地平線トラベルセンター代表取締役〕
この他にも地平線ポスター展、地平線通信似顔絵展、地平線放送テープ・放送だよりの展示などなど盛りだくさんのプログラムです
■■3月17日(土)5:30pm〜9:00pm
★第1部=5:30pm
大地の歌のコンサート
フォルクローレ演奏(長岡竜介、菱本幸二ほか)
★第2部=6:00pm
地球大博覧会/大オークション
世界中から地平線の仲間が持ち帰った不思議な、珍しい、貴重な、怪しげな、かわいらしい、わけのわからない品物か勢揃い。そして、地平線会議への資金カンパのためそれらの品物をオークションにかけます。持込み大歓迎。どしどしご参加下さい。持込みの方は当日、受付まで。時間切れでオークションにかけられなかった方、かんべんして下さい。
番外編 3月l7日 2:00pmより
代々木公園にて、のなか悟空「辻説法」
ドラムを抱え、チベット、インド、シルクロード、さらにはアフリカはキリマンジャロの山頂までも出かけてしまった前衛ジャズドラマーのなか悟空が、軟弱な日本をぶっとばすべく、代々木公園で野天の大演奏。投げ銭大歓迎。
 場所:渋谷駅から公園通りを代々木公園へ向かいます。国立代々木競技場とNHKホールの間を抜けると、代々木公園へ入るコンクリートの大きな歩道橋があります。会場は歩道橋周辺です。



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