今月の地平線報告会


  ↓地平線カレンダー1997 part 2より

calender-aug

 

【今月の地平線報告会】

97年8月29日(金)


1979年の第1回から数えて、今回が通算213回目の
地平線報告会となります。


今月の地平線報告会は、7月29日(金)です。報告者は、関西学院大学探検部OBで、蛇頭(スネークヘッド)や密航者の取材で雑誌・テレビでもおなじみのノンフィクション作家、森田靖郎さん。以下は、『地平線通信』213号に掲載された、案内です。


●アムール河の岸辺で世紀末中国を想う

今年5月。中国の黒龍江(アムール河)に、森田靖郎さんはひたすらルアーを投げこんでいました。狙うは皇帝魚(チョウザメ)です。1988年に同地を訪れて以来、この大物釣りを夢想し、ひそかに腕を磨いてきたのです。

竿を降り続ける森田さんの脳裏に去来するのは、この四半世紀に渡って追い続けてきた、変わりゆく中国の姿でした。天安門事件(1989)から香港返還(1997)に至るこの8年間は、特に変化が激しく、中国の動きは世界情勢の核となってきました。密航事件などで日本人の日常生活レベルでも影響が出ています。その渦中からルポルタージュを発表してきた森田さんが、ひと息ついて実現したのが、この釣り旅でした。

滞在中、地元のホーチャ族の漁民が網で捕った皇帝魚は、全長2m70cm・220kg。価格は88年の10倍です。辺境にまでおよぶ市場経済の影響を実感しました。

今月は森田さんに、三題噺で現代中国の動きをわかりやすく語って頂きます。「天安門事件と香港返還」「密航列島」そして「アジア釣り紀行・皇帝魚に挑む」の3題です。会場では、ホーチャ族の、サケ皮の服も初公開。盛だくさんの夏休みスペシャルです(文と絵・長野亮之介)。

※森田靖郎の最近著



 ☆会 場アジア会館(東京都港区赤坂8-10-32/03-3402-6111)
 ☆時 間:午後6時半〜9時
 ☆会場費:500円

地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。
テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえない、
世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、
毎月第4週の火曜か金曜に、東京の南青山にある
アジア会館(地平線銀座線・半蔵門線・青山一丁目下車)で開催されています。
どうぞ気軽に参加してみてください。



to Home to Hokokukai
Jump to Home
Top of this Section