今月の地平線報告会 |
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算553回目の地平線報告会となります(コロナ禍での欠番を含む。欠番をカウントしないと518回目となります)。
今月の報告者は、元読売新聞記者の北村節子さん。エベレスト日本女子登山隊(田部井淳子副隊長)の「女性世界初登頂」から半世紀が過ぎたのを機に、「女たちの登山、そのほんもの」を語っていただきます。
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天空の頂に憧れて
「初めての山は中学の学校登山。アイロンかけた白い綿のトレパンで木曽御嶽だわョ」というのは北村節子さん(75)。長野県営林署員の父の赴任先、南木曽での体験でした。「すっごく楽しくて、山ってすごい!って」。 昆虫や草花好きの優等生少女の目からポロリとウロコが落ちました。お茶の水女子大時代は単独山歩きに熱中。夏休みは北アルプスで林野庁のアルバイトに明け暮れ、冬山にも挑みます。 読売新聞社に入社した70年代初頭、発足直後から話題の“女子登攀クラブ”がエベレストに挑戦の報が。早速取材した田部井淳子副隊長に一目惚れし、即座に隊員に志願します。記者も登山家も駆け出しの北村さんは当時25才。会社に長期休暇を取って参加した隊は、幾多のトラブルを越え、75年5月16日に女性世界初登頂に成功。 北村さんは田部井さんと妙にウマが合い、以降も世界七大陸最高峰をはじめ、アイガー、シシャパンマ、マッターホルンなど各地の高峰でバディを組みました。 女性のエベレスト初登頂から50年の今月、北村さんに女性登山の歴史や、大好きな山にまつわるアレやコレ、ココだけのハ・ナ・シを語って頂きます! |
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地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から、コロナ禍での中止期間を除き、毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。
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