今月の地平線報告会 |
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算552回目の地平線報告会となります(コロナ禍での欠番を含む。欠番をカウントしないと517回目となります)。
4月の報告者は、最近の地平線通信にたびたび寄稿してくれている、九州大学山岳部出身の安平ゆうさん。交換留学生として、昨年8月から12月までアイスランド大学で過ごしてきた体験を語っていただきます
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火と氷の国の庭づくり
「アイスランドは時間がゆっくり流れてるんです!」と言うのは安平(やすひら)ゆうさん(23)。昨年8月から12月の4ヶ月半、九州大学から交換留学生として首都レイキャビクのアイスランド大学に在籍。庭づくりを通して人と自然の関わり方を探究しました。 「森林は国土の2%。園芸店に在来種はほとんどないですが、ガーデニングを愛し、自然を守る意識は高い」。佐賀県生まれ。中学生の頃、環境問題に関心を持ちます。星野道夫の著作や、アイスランドが舞台のマンガ(*)等で旅への憧れも。 コロナ禍の只中に大学進学。友人とも会えない閉塞感を山岳部での登山に熱中して埋めます。母親の営むカフェの庭師に出会い、人が自然と対話する場としての「庭」に着目。そして留学へ。「人口約40万人で、コミュニティの結束力が強く、人権への感覚も鋭い国。日本との違いに驚くことばかり」。 今月は安平さんにアイスランドの文化と自然の見聞録を披露して頂きます。(*『北北西に曇と往け』) |
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地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から、コロナ禍での中止期間を除き、毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。
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