今月の地平線報告会


※今月の報告会は28日(金)18時30分から、いつもの新宿区榎町地域センター 4F多目的ホールで開催します。
 今月は金曜日の開催のため、午後6時半からの開始となります。お間違いのないよう。
 《来月の報告会は、4月26日(土)14時00分からです》

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算551回目の地平線報告会となります(コロナ禍での欠番を含む。欠番をカウントしないと516回目となります)。


3月の報告者は、日本の鹿研究の第一人者である梶光一さん。野生動物と今後どう共存していくべきかを語っていただきます。


■今月の地平線報告会の案内(イラスト:長野亮之介)

地平線通信裏表紙

しのびよる日本シカ天国

  • 2025年3月28日(金) 18:30〜21:00 500円
  • 於:新宿区榎町地域センター 4F多目的ホール

「日本では年間60万頭の鹿を獲っているけど、それでも増え続けています。せっかくの肉や毛皮は利用もされず、ほとんどが捨てられてる」というのは日本の鹿研究者の草分け、第一人者、梶光一さん(71)。

縄文の昔から野生動物を“畏れ敬いながら利用”してきた日本の技術や文化が途絶えたのはこの一世紀ほど。この間に、鹿、猪、熊などは著しく増えました。「農林業や環境への影響だけじゃなくて、最近はヒトとの接触事故も。でも未だに野生動物とうまく共存する方法論がないのが日本の現状です」。

東京の下町出身。北海道大学農学部林学科の学生時代にヒグマを論文テーマに設定。森林管理に野性動物対応の概念が抜けていた当時の日本林学界では異端児でした。当時増えはじめていたエゾシカを対象に変更し、頭数を把握する試みから四苦八苦の手探りをはじめます。「環境適応力も繁殖能力もハンパない日本の鹿と共存するには、獲って食べる仕組みを本器で考えないと」。

今月は梶さんに、シカをはじめ、これから我々は野性動物とどうつきあっていけばいいのか、その考え方を語って頂きます!


今回は、早稲田駅近くの居酒屋「舟形や」で二次会を行ないます。

地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から、コロナ禍での中止期間を除き、毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。



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