時は世紀末。物質文明の爛熟の度合いと正比例するかのように、若者たちの間では、精神世界への関心が高まり、「宗教ブーム」がまきおこっているなか、また新たなる狂信的な新興宗教が出現して、衆目を集めている。|
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（33）第21版 押 賣 新 聞 （昼刊） 1992年11月19日 木曜日
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地平線・邪教追放キャンペーン
乱立する新興宗教、その光と闇
神々の腐乱…１
悪鬼邪神が跳梁跋扈する末法の世に向けて
地平線に忍び寄る怪教団の存在を警告する
時は世紀末。物質文明の爛熟の度合いと正比例するかのように、若者たちの間では、精神世界への関心が高まり、「宗教ブーム」がまきおこっているなか、また新たなる狂信的な新興宗教が出現して、衆目を集めている。
この宗教は、公式名称・教義・教祖等、一切が謎につつまれているが、入信の儀式や修業と称する行為として、信者に温泉入浴を課し、また写真のように、男性シンボルの崇拝を求めるところから、男性原理と女性原理の融合を基盤とするタントラ（左道）系の多神教ではないかと推測されている。青山・赤坂近辺で布教活動を行なっている一部信者の間では、「オウム温泉教」なる俗称で呼ばれているようだ。
人間の快感原則に直接訴えかける宗教が、なんら免疫をもたない若者たちに与える悪影響は計りしれない。その前例として、カリスマ的人気を誇る教祖が多数の教典を出版し、その教義を広宣流布した「カソリック教」が挙げられるだろう。
当時、「地球をポケットに入れて、世界をトコトン駆け回ってやるゾー！」という「お題目」のもとに、多くの有望な若者たちが社会の正道を踏みはずして若年浮浪者となり、また、食事は米飯と塩のみ、もしくは「カソリ流サラダ」と称してニンジン・タマネギ等を丸のまま生食させるなど、過度の禁欲を信者に強要して、青少年の健全な心身の育成に著しい害を与え、大きな社会問題となったことは記憶に新しい。
憲法によって認められた信教の自由は遵守されるべきだが、反社会的・反道徳的側面を持つ悪しき邪教は、ただちに断罪されるべきであろう。
【写真＝入信の秘儀を潜入決死撮影】（本紙写真部）
カニ君から援助要請
【ニューデリー発・緊急電】モンゴルでのコック生活を終えてインドを旅行していた溝田忠幸君（通称カニ君）が無一文となり、緊急援助を求める国際電話を本紙に入れてきた。サドゥー（乞食僧）とずっと行動を共にして各地を放浪していたため、乏しい資金を2人分の生活費としてすべて供出させられてしまったらしい。援助の申し込みは本紙か、日本甲殻類保護協会へ。
野々山氏に強制退去命令か
10月に帰国していた野々山富男氏に強制退去命令が出されていたことが18日、関係者の証言で明らかになった。
調べによると、野々山氏は肝炎治療後、医師の制止を聞かずに飲酒を重ね、地平線関係者などの周囲の人々に、不安と動揺を与えていた模様。
このままでは、他の模範的な患者に悪影響が及びかねないとして、やむなく強制退去が言い渡されたとみられる。
野々山氏は「緑のサヘル」に所属し、アフリカ大陸のチャドで植林作業に従事。約2ヵ月間の休暇で一時帰国していた。
本紙主催・タクラマカン砂漠横断ラクダレース
本紙創刊を記念して、タクラマカン砂漠横断ラクダレースが来年3月開催される。
以下は福井氏・紺野氏・本紙の予想。
| 福 | 紺 | 本 | 福 | 紺 | 本 | |||||
| 1 | ○ | ▲ | カソリテイオー | 7 | △ | × | ミワノハシルサ | |||
| 2 | カニミソダボーイ | 8 | △ | △ | タケダノヒカリ | |||||
| 3 | ○ | モリノカシダバ | 9 | ◎ | マツダエクスプレス | |||||
| 4 | ▲ | ギャロップユーコ | 10 | ▲ | チハルドオアシス | |||||
| 5 | × | カワモトンズラー | 11 | ○ | ハルミノサイゴン | |||||
| 6 | × | ◎ | エモトノヴィッチ | 12 | ◎ | マングコーゴー |
| 嘉信、帰ってこい。 みんな待っている。 機関車なしでは列車は走らぬ |
地平線の母 兄弟姉妹 一同 |
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| お詫び | 本紙製版システムの一時的不具合いにより、一部の地域では、2面から32面までと、最終のテレビ面が抜け落ちているところがあるかもしれません。 |
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| 本紙記者・特派員を募集します ☆突然の召集に対し、10分以内に 荻窪駅または支局まで到着できる者 ☆女性 （上記いずれかの該当者） |
※本紙は、徹底的な地域差別と性差別を実施しております。それでもスタッフに加わりたいという希望者は、次号掲載の入社試験問題を全問正解してから応募してください。 |
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Piano, Chitrali Sitar スパイシー・レイ 自己主張の感じられない表層的旋律感 毒を含んだ瞬発フレーズで競演者を翻弄 |
【→押賣新聞92年11月19日号・第1面へ】
【→嘲覗新聞93年2月10日号・第1面へ】
【→嘲覗新聞93年2月10日号・第33面へ】
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