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(33) 第22版 嘲 覗 新 聞 (午刊) 1993年2月10日 水曜日
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アジアから世界へ!
波瀾万丈の足跡、今明らかに
果敢な行動力に毀誉褒貶の嵐
これが噂の、剣道君だ!
「まさか本当に存在したとは」「無謀」「恥さらし」「いや、明治維新以来の快挙だ」と、多方面から大反響をよんだ完全武装変人「剣道君」のその後の動向だが、本紙と押賣新聞社、そして地平線HARAPPAによせられた多岐にわたる膨大な情報を分析・検討したところ、以下のような結果が判明した。
剣道君はインド北西部のタール砂漠を踏破したのち、ウッタルプラデーシュ州からビハール州を経由して西ベンガル州に到着。カルカッタのとあるゲストハウスに滞在していたもようで、その際に複数の日本人旅行者によって目撃されている。目撃者の一人である地平線会議同人のO氏の証言によれば、剣道君は「ぼくは、これから悪いインド人を懲らしめに行くんだ」と言い残し、完全武装状態のまま毎日何処かへとゲストハウスから出撃していったが、ある日ぼこぼこにやられ、ほうほうの態で逃げ帰ってきたという。おそらく何らかの理由でインド人による集団暴行を受けたらしく、不覚にもまた重傷を負う事態に陥ったようだ。そして、いつの間にか人目を避けるようにして姿を隠し、再び消息を絶っている。
現在、剣道君はブラジルにいるという未確認情報もあり、復讐鬼と変じた彼が「今生の名残に仇敵ブラジル人に特攻をかけるのではないか」と、生命の安否を気づかう関係者を震撼させている。そしてここへ来て、サンパウロ大学の関野嘉伸博士の指摘により、頭部損傷もしくは薬物服用の影響による「剣道君異常行動者」説も急浮上してきた。
また剣道君の調査を進めていくうちに、ほかにも「ミドリさん」「悪霊君」「ザ・リヤカー忍者」「シドニーの花嫁」などと称される日本人の《異常行動者》が、世界各地に多数出没しているという衝撃的な新事実が判明した。我が国に対する逆風が吹き荒れている世界情勢を鑑みても、このような異常者たちが、このまま野放図に奇嬌な行動を取り続ける限り、また新たなる国際粉争の火種となることも充分に懸念され、事態は思わぬ深刻な様相を呈しつつあると言ってよいだろう。
【写真=ありし日の剣道君。タール砂漠にて?】
宮本千晴氏、いまだ出発のめどたたず?
国際協力事業団の専門家としてサウジアラビアのリヤドへ二年間の派遣が決まった宮本千晴氏だが、なかなか出発のめどがたたず、送り出し側・受け入れ側双方が気をもんでいる。理由はなんと、千晴氏の運転免許取得が遅れているため。自ら自動車を運転できないと砂漠の産油国での行動は大きく制約されるが、ワープロやパソコン通信にいち早く取り組んだ氏をしても、白髪が増えてからの運転技能の習得はひと筋縄ではいかないらしい。大気汚染を嫌い、車を遠ざけてきたツケが思わぬところで出てしまった。砂漠を走る技術は東京では身につかない。特例を認めての早期派遣が望まれる。
白根全氏、
世界初のラテン系チベット仏教徒に
チベット仏教巡礼方法の一つである五体投地を南青山で行なう研究を重ねていた白根全氏(年報編集長)が、このほどキューバに旅立った。
白根氏はこれまで、般若面教の写経をする一方で、自宅近辺の寺院に五体投地で巡礼を行なってきた。その結果、信号付きの横断歩道を五体投地で渡る鍵はラテンのリズムにあることをつかみ、今回の中米行きとなったようだ。
キューバを回った後はコロンビアに向かい、カーニバルの人波のなかに身を置きながらラテンのリズムを体で会得し、解脱する予定。
白根氏が突然チベット仏教に傾倒した背景は定かではないが、地平線関係者は白根氏の額と膝のタコの厚さに注目している。
【写真=Zen Buddistとキューバでも評判】
関野氏、既成事実固めから
南米からアフリカまで史上最長の旅をしたモンゴロイドの足跡を逆に徒歩でたどろうという関野吉晴氏が、近頃頻繁に新聞・TVに登場。妻子を説得する前に、まず既成事実の積み重ねに励んでいる。
嘉信、行ってこい。 みんな困っている。 愛馬がお前を待ってるぜぃ |
地平線の父 愛犬・愛人 一同 |
求む! 参加者 | 地平線報告会 |
地平線養老院情報 | |
豊かな青春、みじめな老後…… なんてもう言わせない! 過去の栄光に包まれてやすらぎの老後を そして輝く来世への旅立ちへ…… 行動者の終着駅 ライフケア・ホスピス HORIZON 山と河と海と洞窟を施設内に設置 風葬・鳥葬設備完備 希望によりインド直送ガンジス水葬も可 オムツ各種完備 (カンチョー・チャイルドプレイできます) |
所在地/東京都南烏島 総戸数/50戸 (コッテージ風) 入居条件/自分では まだまだ若いと 思っている行動者 絶海の孤島のため、 長年の行動性癖が 抜けない方がどんなに彷徨しても 他に迷惑がかかりません あちこちに木を植えたい方 皇居周辺を毎日走りたい方 作家なろうと夢見ている方 |
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お詫び | 今号より押賣新聞社の製版システムを採用したところ、またもや一部の地域では2面から32面までと最終のテレビ面が抜け落ちてしまったようです。 |
押賣新聞入社問題解答 | |
一部の地域に白紙で配達された押賣新聞12月16日号に掲載された、地平線的オタク度を測る入社試験問題の解答です。残念ながら、全問正解者はひとりもいらっしゃいませんでした。 | 問1=宮本千晴/問2=向後元彦 問3=江本嘉伸/問4=三輪主彦 問5=伊藤幸司/問6=森田靖郎 問7=恵谷 治/問8=岡村 隆 問9=街道憲久/問10=加曽利隆 問11=松本栄一/問12=関野吉晴 |
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組曲・黄昏の地平線 Vol.1・熱き語らいの日々 Vol.2・手探りの模索の日々 Vol.3・満ち足りた充実の日々 Vol.4・限りなき発展の日々 Vol.5・そして、今に残ったもの |
Lead Guitar ヨシ・アライ Drums, Percussion ワニシ・サンゴー SideGuitar, Synthesizer マルコメ・J Piano, Chitrali Sitar スパイシー・レイ |
【→押賣新聞92年11月19日号・第1面へ】
【→押賣新聞92年11月19日号・第33面へ】
【→嘲覗新聞93年2月10日号・第1面へ】
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