山田高司実行委員長からの
地平線通信宛てメッセージ


■4月の地平線通信・281号「地平線ポスト」より

●山田高司さんから…四万十楽舎(高知)発

◆四万十・黒潮エコライフフェア(3/29、30)無事盛況のうちにおわりました。紺碧に澄み渡った、四万十川の川原の上空に舞う十数羽のトンビに混じって紙飛行機がうまく風をつかんで浮いていた。これは、今回の高知県県民のアイデア募集事業に四万十川の川原でイベントを、と提案した高見亜希子さんの旦那、透さんが子供たちと手作りした紙のグライダーのひとつ。3月30日午後4時、四万十川河口の中村市で開かれたフェアは、延べ5000人以上(概算)の入場者に恵まれて無事終わりました。

◆始まりは、一昨年の11月。高知県県税中村事務所に私(山田高司)と今回事務局長の川村祐子さん(くらしを見直す会)、谷岡静さん(あゆみ保育所)、高見さん(宿毛ユースホステル)が呼ばれ、高知県文化環境部の担当者と話し合いが持たれた。四万十川の川原でエコライフフェアをやると言う。エコ、イベント、ボランティア、私の好きではないキーワード3つが頭に浮かんだ。これをまともにまじめにやったら怪しい宗教団体じゃないかと思った。

◆そこからちょっとずれたあたりでやるなら、面白い。それには楽しい遊びごころがなければと考えた。しかし、まじめで熱い人たちの常か、性か、アイデアも行動もまとまらない。一部分だけ手伝えばいいくらいに思っていた私に実行委員長の役が回ってきたのが6月。何しろ高知県西部14市町村を巻き込んで、四万十・黒潮エコライフフェアと言うことになってしまい、専属のスタッフはいないという無茶な企画だ。

◆イベントの素人集団、声だけは大きく、広く呼びかけても、相変わらずまとまらず、11月地平線の江本さんにもご出馬御願いしたものの、自信より心配の方が強かったのが本音。2月に江本さんが来てくれてなんとか、まとまり流れがひとつになりだしてのラストスパートでした。それでも開けてみるまでどうなるやら、でしたが、幸い天候にめぐまれて、ボランティアも200人以上と何とか盛況でした。

◆地平線の報告会と写真展(会場内ドームとトンボ自然公園[3/23〜4/7])もマスコミ各社が取り上げてくれて反響が多かった。映写機の調子が悪く、地平線の方々がせっかく準備してくれた映像がうまく使えず、すいませんでした。さらに岡山の北川さんのプロジェクターまで貸していただいて、ありがとうございました。

◆四万十・黒潮エコライフフェアに来て下さった地平線会議メンバーの皆様本当にありがとうございました。今回のイベントに参加いただいた地平線会議の関係者は、40人以上になりました。ただただ、感謝、感謝、感謝。日本全国より、皆様本当にありがとうございました。

◆皆さんひとりひとりと、もっとゆっくり話したかったのですが、準備に追われる日々から、当日も何かと気遣うこと多く、アッと言う間の 2日間でした。プロジェクターの不調、寒空に暖房不足、交流会オークションは四万十楽舎にずれ込み、不備とアテンド不足、心よりすみませんでした。

◆にもかかわらず、何人かの方々から御礼状もいただきました。スタッフのなかには、来年からも続けてやろうとの声も上がっています。普段地域でも出会うことのない人や、地球を遊び場にする地平線の皆さんにまで出会え、貴重な時空間を持てました。参加された地平線の皆様にも良き思い出になってくれることを、願っております。

◆最後に、繰り返し、本当にありがとうございました。


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