高見亜希子さんからのメッセージ


「四万十・黒潮エコライフフェア」に地平線会議が関わるようになったそもそものきっかけは、昨年6月の地平線報告会に、実行委員の一人の高見亜希子さんが来てくれたからでした。東京での下準備のために上京されたのですが、中村でそういったイベントを開催するのなら、ぜひわれわの仲間でもある山田高司君に会ってみたらと勧めたのが、こういう展開になりました。その高見さんから、地平線通信用に原稿をいただいていたのですが、スペースの都合で載せることができませんでした。申し訳ありません。ここにあらためてご紹介させていただきます。


去年6月の地平線報告会での関野吉晴さんのお話しの中で「欠乏感のない状態=Happy」ということばがありました。同じような状況でも、満たされていると感じるか、まだまだ足りないと感じるかで心境は全く違うものになるということでしょうか。

「Happy」はどこかからやってくるのではなく、すでに私たちのまわりにたっぷり存在しているということかなあとも考えました。そんな話を友人としていたら、「希望がある=Happyでもあるよね」と言われ、うーんそれもそうだなあと感じました。

3月29日、30日に高知県中村市の四万十川の川原で地平線会議のみなさんの力を借りて、「Happy」を実感したいと願っています。もしかしたら私たちのまわりには、世界中の人々がたっぷり「Happy」になっても余るくらいの材料はそろっているのではないだろうか、あとは人から人へ渡すなり、伝えるなりすればいいのではないだろうか、そんな気がするのです。

地球で暮らし、地球で遊ぶ私たちにできることは、私たちがどれだけこの場所が好きで、大切かということを共に感じ、ずっとずっと美しい場所であってほしいことを共に願い、そこに暮らす人々みんながにっこり笑って手をつなぐことがどれだけ楽しいことかを共に体験することだと思います。ぜひ、遊びにいらしてください。お待ちしております。

私たちは結局愛するものだけを維持する。
私たちは知るもののみを愛する。
私たちは、しかし、自ら見、経験したもののみを知る。(Baba Dioum)

こんな話をまたまた友人としていたら「大切な人が大事にしているものも愛せるよ。知らなくても愛せる。」と言われました。これにもそうだなあと思いました。

四万十・黒潮エコライフフェア実行委員会 高見亜希子


to Home
to Home
to Shimanto Top