■杉田晴美 SUGITA Harumi

1987年に、野宿やキャンプをしながらバイクで日本一周。走行距離は2万3000km、パンク0回、食費平均100円。憧れの賀曽利隆さんといっしょに、90年2月に地平線報告会に報告者として登場したが、92年、勤めていた旅行代理店を辞めた直後にネパールに出かけ、すっかりその風土と人に魅かれてしまう。現在は、ネパールでのトレッキングを扱う旅行社に勤務し、ツアーの企画や実施などを担当している。

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写真展
地平線発

sugitatm01 01…1993年5月/ネパール・シャブル村

ランタン谷のトレッキングに行く途中、カトマンドゥからバスにまる1日揺られ、さらに1日歩いたところにあるシャブルという小さな村のロッジで出会った少年、ソナム君と。最初は目が合うと逃げまわっていたのですが、とうとう手なづけてしまいました。

sugitatm02 02…1995年8月下旬/ネパール・カグベニ付近

「ヒマラヤの赤いそばの花を見に行こう」というツアーを、自分で行きたくて作ったら、運良くお客さんが集まって、仕事で行きました。アンナプルナの向こう側、もうムスタンの入口に近いあたりです。花が咲いてなかったらどうしようと思いながら歩き続けて3日目、目の前に赤いそばの花畑が広がっていたときは、とっても感激しました。

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sugitatm03 03…1995年8月下旬/ネパール・マルファ

ジョムソン街道の途中にあるマルファの町並み。ヨーロッパのどこかのような、ネパールとは思えない、ちょっと独特の雰囲気のある町でした。チベットからの侵攻に備えて、このあたりの町は石でしっかりと城壁が造られ、下水道まで完備しています。

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●以下の4点は、去年の9月にカトゥマンドゥで撮影したインドラジャトラ祭の写真です。

インドラジャトラとは本当はインドラ神の祭りらしいのですが、なんでも偉大な神様であるインドラは、その昔天から花を摘みに降りてきたところを町の人に捕まってしまい、罪を許されるかわりに豊かな実りを約束させられた……というお話があるらしい。なるほど、情けなく縛られてさらしものになっているインドラ神が見られます。

でもこの祭りの主役は実は少女の生き神クマリ。年に一度、祭の3日間だけ、祇園祭のような山車に乗って人々の前に現われる。人々はひと目見ようと押し寄せる。私も少女をまのあたりにしたときは、興奮しました。

sugitatm04 04…1996年9月/ネパール・カトマンドゥ

インドラジャトラ祭のお調子者・ラケー(赤鬼)。

sugitatm05 05…1996年9月/ネパール・カトマンドゥ
sugitatm06 06…1996年9月/ネパール・カトマンドゥ

祭りの最中、着飾った女性たちで賑わうバザール。

sugitatm07 07…1996年9月/ネパール・カトマンドゥ