■吉川 謙二 【YOSHIKAWA Kenji】
004 アメリカ アラスカ最北端バロー岬[1995年2月]
暗く寒い極夜は、辛く退屈な印象があるが、実際は自由で楽しい。しかし、船内気温が0℃を上下するのでコンピューターやライフルの凍結には充分注意が必要である。
005 アメリカ アラスカ最北端バロー岬[1995年3月]
1994〜5年は、1995〜6年に比べてオーロラが美しかった気がする。オーロラが強いときは赤い光も見え、人影もできるような気がする。
006 アメリカ アラスカ最北端バロー岬[1995年1月]
今も昔も極地といえばオーロラ、オーロラの下で長い冬を楽しむ。北極海越冬中。
007 アメリカ アラスカ最北端バロー岬[1994年12月21日]
北緯71°21′のバローでも冬は完全な暗黒ではなく、2〜3時間ほど明るくなる。外仕事のチャンスでもある。北極海の冬至の正午、エルソンラグーンで。
008 アメリカ アラスカ最北端バロー岬[1994年12月]
極夜ではオーロラが一番印象的と思われるが、実は月の満ち欠けが興味深い。特に満月は印象的である。
194 南極 エルスワース山脈(81°S,90°W)[1992年12月]
南極徒歩調査旅行。南極の大気と雪の化学成分のプロファイルを作るためのサンプリング旅行は、毎日単調だが、歩いていればいいだけの楽しいひととき。
195 南極[1992年11月]
南極での一番のつらさは、いつも大陸中心部から吹く風(カタバ風)に向かって歩かなくてはならないこと。極地で活動するには風を制することが重要である。