■惠谷 治 【EYA Osamu】
164 ノルウェー モイラナ[1984年3月14日]
ノルウェー北部のモイラナ駅から車で1時間ほど北の地点に、北緯66度33分の北極圏を表す標識が立っており、思わず途中下車してしまった。
165 スロヴェニア リュブリャナ[1991年7月19日]
独立したばかりのスロヴェニア共和国の首都リャブリャナの聖母マリア像の下を走る車の国際マークは、まだ「YU(ユーゴスラヴィア)だった。名前を聞き忘れた広場にて。
166 ドイツ ベルリンの壁[1983年12月1日]
東西に分断されていたベルリンには、チェックポイントと呼ばれる通路が開かれており、西ベルリンから日帰り観光が可能だった。旧東ベルリンからブランデンブルク門を望む。
167 クロアチア ヴコヴァル[1991年7月17日]
東スラヴォニア地方(クロアチア)のヴコヴァルはドナウ河の右岸にあり、川向こうはセルビア軍が駐屯する最前線となっていた。襲撃されたヴコヴァルの公民館で。
173 ロシア モスクワ[1982年11月29日]
クレムリン内部にあるウスペンスキイ(聖母昇天)寺院にはイワン雷帝の玉座があり、歴代のロシアの皇帝が戴冠式をおこなった。クレムリン寺院広場から。
174 ウクライナ キエフ郊外[1986年6月10日]
ウクライナの農村には木造のロシア正教寺院が多いが、正教寺院を別とすれば茅葺きの木造家屋は日本の田舎を思い出させた。
175 ロシア バイカル湖[1989年2月14日]
世界一の透明度を誇るバイカル湖の氷は厚くても透明で水中を見ることができるが、凍結する以前の湖面からは水蒸気が立ちのぼっていた。シベリア鉄道の車内から。
176 ウクライナ キエフ市内レーニン公園[1986年6月10日]
チェルノブイリ原発事故の直後も安全と宣言されたキエフでは、放射能被害について知らされていない市民たちがデートを楽しんでいた。