The Chiheisen News 98


■ACTMANGが、ベトナムでコンサートとシンポを企画

マングローブの村から世界に情報発信する《カンザー・マングローブ・プロジェクト'98》

ベトナムの干潟の村マングローブの植林プロジェクトを世界各地で進めているNGOのマングローブ植林行動計画(通称:ACTMANG=アクトマン)が、ここ数年植林に取り組んできたベトナム南部の干潟の村で、「森と人間との共生」をテーマにしたコンサートとシンポジウムを企画し、ツアーの参加者を募集しています。著名なミュージシャンやパネリストも手弁当で駆けつける、短いながらもなかなか充実した旅になりそうです。興味のある方は、ぜひコンタクトをとってみてください。以下は、その案内チラシから。

『地平線カレンダー97』イラスト編より。ACTMANGの一員としてベトナム北部の村を訪れた長野亮之介君の旅の絵日記です。


――コンサート・植林・シンポジウム・そしてベトナムの旅――
カンザー・マングローブ・プロジェクト'98
〈参加者募集〉

《メッセージ(企画趣旨)》
サイゴンの南60km。面積8万ヘクタール。
カンザーは、かつて、豊かなマングローブ林に覆われていた。
ベトナム戦争勃発……
レジスタンスは森にひそんだ。
空から「枯葉作戦」が展開された。
マングローブ林は枯れ、生き物は姿を消した。
そして、終戦……
人びとは20年をかけて植林し、むかしの生態系をとりもどした。
ここに“破壊と再生”の歴史がある。
われわれは、反省をこめて、また希望をもって、
このマングローブの小さな村から、
「森と人間の共生」のメッセージを世界に発信したい。

《参加ミュージシャン》
喜納昌吉&チャンプルーズ
新井英一
加藤登紀子

《参加パネラー》
加藤登紀子(歌手)、川満信一(詩人)、喜納昌吉(歌手)、向後元彦(NGO)、渋沢寿一(事業家)、辻信一(文化人類学者)、本多勝一(ジャーナリスト)など

    ※上記は予定であり、変更・不参加の場合もあります。

 

 
■日程
1998年4月9日(水)〜4月14日(月)[5泊6日]

■参加費用
旅行代金・128,000円
現地イベント費用・30,000円(合計参加費158,000円)

■募集人数
100名(最少催行人数15名)

■添乗員
なし(ただし、一般参加者の人数が20名様以上の場合は同行)

■旅行企画
マングローブ植林行動計画   TEL : 03-3373-9772
東京都中野区本町3-29-15-1104(略称 : ACTMANG)

■旅行主催
東武トラベル(株)パステルツアー事業部
東京都新宿区新宿5-11-1 ホースメイト新宿ビル4階

■受託販売
(株)ピース・イン・ツアー  TEL : 03-3207-3690
東京都新宿区高田馬場1-25-32 108ビル4階


■現地イベントのご案内

●マングローブ植林祭
ベトナム戦争のとき、村人たちは、夜の闇のなかで、マングローブを植林した。どうして?と問うた。マングローブは生きるために大切な森だからね、との答え。魚や貝やカニやエビを、薪を、家をたてる建材をあたえてくれる。夜に植えたのは、米軍の攻撃を避けるためだった。戦後、ただちに大規模な植林活動が始まる。10万ヘクタールの植林がされたが、まだ足りない。むかしの森を取り戻すために、われわれも力をかそう。

●マングローブ・コンサート'98
喜納昌吉&チャンプルーズ+新井英一+加藤登紀子+ベトナムの森を愛するミュージシャンたち。
 
歴史に残るウッドストック音楽祭は、ベトナム戦争反対の一大イベントになった。平和が戻った今、カンザー・マングローブ・コンサート'98は、21世紀へ向けて「森と人間との共生」を世界にアピールすべく序曲となる。

●シンポジウム ベトナムの村から―人間・環境・平和(仮題)
ゲストパネラー(予定):加藤登紀子(歌手)、川満信一(詩人)、喜納昌吉(歌手)、向後元彦(NGO)、渋沢寿一(事業家)、辻信一(文化人類学者)、本多勝一(ジャーナリスト)ほか
 
SYMPOSIUM : [ラテン語より、もとはギリシャ語symposion : sym-共に+pinein飲む+-sion名詞語尾]。古代ギリシャの例に習って、酒をくみかわし、車座になって、シンポジウムを開催したい。

 

■スケジュール

●4月9日(木)
関西国際空港集合(日本各地→関空へ)
午前:空路ホーチミンへ
午後:着後、バスにてホテルへ〈ホーチミン泊〉
●4月10日(金)
午前:自由行動
午後:プレゼンテーション
    (戦争博物館、南部女性博物館など)〈ホーチミン泊〉
●4月11日(土)
午前:バスにてカンザーへ
    マングローブ植林(ロンホア村)
夜:コンサート(カンタン村)〈カンザー泊〉
●4月12日(日)
午前:バスにてホーチミンへ
午後:シンポジウム〈ホーチミン泊〉
●4月13日(月)
終日:自由行動(お部屋は18時まで利用できます)
   (オプショナルツアーなどでお楽しみください)
夜:バスにて空港へ
深夜:空路ご帰国の途へ〈機中泊〉
●4月14日(火)
早朝:関西国際空港到着後、解散
    (関空→日本各地へ)

 

■問い合わせ先

マングローブ植林行動計画(略称:ACTMANG)
TEL : 03-3373-9772
http://www3.big.or.jp/~actmang/index.html

■申し込み先
(株)ピース・イン・ツアー 担当堀江
TEL : 03-3207-3690/3989

■申し込み締切
1998年3月5日(木)

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