地平線カレンダー

かねてから作ってみたいと思っていた地平線会議のカレンダー。Eprintという新しい印刷システムを使った少部数のカラー印刷が手の届く価格帯まで降りてきたので、ようやく念願を果たすことができました。サイズがちょうどフロッピーディスクのケースに納まる、卓上タイプです。

創設メンバーを中心とした地平線の著名な旅人たちの写真を12枚集めた「写真編」(Part 1)と、長野亮之介君の手による旅の絵日記スタイルの「イラスト編」(Part 2)の2種類があり、どちらも限定100部しか印刷しなかったため、あっという間に売り切れ・完売となってしまいました。



越南式平穏堂堂
的生活見聞図絵

地平線カレンダー1997 PART 2

  発行●地平線会議
  絵●長野亮之介
  DTP●丸山純

 


















 

●旅のスケッチから●
ベトナム北部ビン・クヮン村の夏

 マウスを絵のサムネイルの上に置くと(クリックしないで)、解説が読めます。
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January January January
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July August September
October November December


















 1995年の8月に3週間程ベトナムに滞在しました。NGO「マングローブ植林行動計画」(ACTMANG=アクトマン)の一調査員という名目で、場所はハノイの南東約100キロのハイフォン特別市ティエンラン郡ビン・クヮン村。運河の発達した海辺の農漁村で、瑞々しい緑色の稲が、ピンと背を伸ばして陽光を深呼吸している季節でした。電気は通っていますが、田園風景の中で働く村人の日常生活を支えているのは、伝統的な、木と竹で作られた道具です。僕のベトナム滞在の目的は、そうした道具を中心に、マングローブのある村の文化的背景を見聞・記録することでした。

 約20キロ離れたティエンランの人民委員会のゲストハウスからビン・クヮン村に通う毎日。3日ほど村の農家にも宿泊させてもらいました。村人は皆よく笑う明るい人たちで、とにかく好奇心が強い。立ち止まってスケッチブックを開こうものなら、あっという間に人垣に囲まれて、描こうとしたものが見えなくなってしまう有様です。まるで大道芸人になったような気分。

 それで、僕は早々に安易な記録方法に切り替えてしまいました。コンパクトカメラで撮影し、スケッチは補助的に描くということにしたのです。ですから、このカレンダーに描いた絵は、主に写真を参考に、朧げな記憶を絞り出して構成したものです。村の中で見たことを、大雑把に朝から夕方までの順に並べてみました。

 この取材に際しては、「マングローブ植林行動計画」の浅野哲美さん、鶴田幸一さん、ベトナム側スタッフのトゥアンさんに大変御世話になりました。また、代表の向後元彦さんのお誘いがなければ、この旅は実現しませんでした。この場を借りてあらためて御礼申し上げます。(長野亮之介)



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