|
98年9月
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算227回目の
地平線報告会となります。
報告者は、登山家の棚橋靖さん。今年の夏にナンガパルバット(8125m)の登頂するまでの登山人生を語ってもらいます。以下は、『地平線通信226』の案内から(絵と文・長野亮之介)
風吹く頂(いただき)
●今年8月10日、棚橋靖さん(35)は、ヒマラヤのナンガパルバット山頂に立っていました。「ようやく心の風通しが良くなった」という感慨は、8125mに吹く風のせいばかりではありません。ガッシャブルム(92)、K2(94)、カンチェンジュンガ(95)、ダウラギリ(97)と敗退を続けたあとの8000m峰でした。
●山より冒険に憧れていた棚橋さんが、学習院大山岳部に入ったのは偶然。はじめてのヒマラヤだったチョー・オユー(90・登頂)のあとは、山はもういいと、アジアを1年半も放浪した程です。「それがヒマラヤに通いつめ、国内でも山岳ガイドで食べるようになるなんて思いもよらなかった」と棚橋さん。今後は南米の旅と山登りをしたいと夢を語ります。
●ひょうひょうとしてさわやかな山と旅の話を聞かせてくれることでしょう。
※地平線通信に掲載された棚橋さんの似顔絵は、こちらで
☆会 場:アジア会館(東京都港区赤坂8-10-32/03-3402-6111)
☆時 間:午後6時半〜9時
☆会場費:500円
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。
テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえない、
世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、
毎月第4週の火曜か金曜に、東京の南青山にある
アジア会館(地平線銀座線・半蔵門線・青山一丁目下車)で開催されています。
どうぞ気軽に参加してみてください。
|
|