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98年8月
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算226回目の
地平線報告会となります。
今月の報告者は、現在シルクロードを10名の仲間と共にバイクで走破中の生田目明美さん。帰国したばかりのホットな体験を話していただくことになります。
生田目さんは、ツーリングクラブ「シルクロード」のメンバーとして、90年と93年にタクラマカン砂漠を一周。今年は中国のカシュガルからキルギスタン、カザフスタンを走って、ウズベキスタンのサマルカンドまで走破する予定で、8月5日に日本を発ちました。
中国→キルギスタン国境は標高3600mと、ほとんど富士山と同じ高度で、高山病に苦しみそう。またカザフスタンやウズベキスタンは、この時期、40℃を超す猛暑とか。女性5名を含む10名のグループが、はたして目的地まで無事たどり着けるのか、そしてどんな旅になったのか、楽しみですね。
先月の『地平線通信224』に出発前の生田目さんが原稿を寄せてくれていますので、ご覧ください。
以下は、『地平線通信225』の案内から(絵と文・長野亮之介)
バイクキャラバン、青の都へ
ウズベキスタンの一都市、サマルカンドは、かつてシルクロードの最重要オアシスの一つとして栄えた古都です。2500年前にゾグド人が開き、その後アレキサンダー大王に征服され、チンギス・ハーンに破壊されてから14Cにチムール帝国の首都として再興されました。イスラム文化の華ひらく町は、青いモスクが立ち並び、「青の都」と呼ばれました。
この夏、一団のバイクツーリングチームが、シルクロードを通って「青の都」へ向かっています。これまでもタクラマカン砂漠一周などを行っている“ツーリングクラブシルクロード”が母体となった「キジルクムキャラバン」チームです。8/6に中国のカシュガルを出発。キルギスタン、カザフスタンを通って、8/15にサマルカンド到着の予定。バイクでは世界初の試みです。
今月はこのクラブの会長で、計画の立案者の生田目(なまため)明美さんをお迎えし、帰国後ホヤホヤのレポートをして頂きます。オモロイデー!!
☆会 場:アジア会館(東京都港区赤坂8-10-32/03-3402-6111)
☆時 間:午後6時半〜9時
☆会場費:500円
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。
テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえない、
世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、
毎月第4週の火曜か金曜に、東京の南青山にある
アジア会館(地平線銀座線・半蔵門線・青山一丁目下車)で開催されています。
どうぞ気軽に参加してみてください。
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