今月の地平線報告会

2004年10月29日(金)

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算303回目の
地平線報告会となります。


 10月の地平線報告会(通算303回になります)は、29日(金)18時30分から、いつもの榎町地域センターで。今回は、26年間パキスタン奥地に通い続ける丸山純さんとパートナーの令子さんにご登場いただきます。

以下は地平線通信299号に掲載された案内(絵と文:長野亮之介)です。


地平線通信裏表紙

谷から来る男

9月24日(金曜日) 18:30〜21:00
 ¥500
 新宿区榎町地域センター(03-3202-8585)

「旅先に『出現』するヒトになりたかったんだ」と丸山純さんは言う。26年前、丸山さんは初めての旅で、パキスタン奥地のルクムー谷に辿り着く。イスラム国内の異教徒、カラーシャ族の住む「秘境」だった。以来、世界中でただ一ヶ所、その谷にだけ『出現』し続けて来た。辞書もなかったことばをマスター。令子夫人と共に、谷の『家族』に会い続ける為に、日本での仕事も自由のきくフリーランスの道を選んだ。

この4半世紀で村も世代交代が進んだ。援助という麻薬で、急激に価値観が変化している。当初丸山さんが感じていた、良い意味でのヤバン(野蛮)性は失われつつある。「カラーシャの所に行くのは、俺にとってタイム・スリップでもあり、プレイス・スリップでもあるんだ」と丸山さん。

ここ数年、「教育」に関心が向いている。真先に文化を継承しなくなったのは、学校教育を受けた若者達だった。なれば、教育に文化を。谷での丸山さんの出現は、今、どんな存在感を供っているのだろう?

今月は地平線会議の重鎮、丸山純さんとパートナーの音楽家、令子さんに“出現”していただきます。


2003年9月の地平線通信でもお知らせしたように、当面、新宿区の公共施設「榎町地域センター」で地平線報告会を開催していくことになりました。地下鉄 東西線の早稲田駅のほど近く。早稲田通りと外苑東通りが交差する弁天町交差点にある交番のすぐ裏手です。神楽坂駅や牛込柳町駅もさほど遠くありません。

会 場:榎町地域センター(東京都新宿区早稲田町85 〒162−0042/03-3202- 8585)
       営団地下鉄東西線:早稲田駅 徒歩7分
       営団地下鉄東西線:神楽坂駅 徒歩10分
       都営地下鉄大江戸線:牛込柳町駅 徒歩10分
       営団地下鉄有楽町線:江戸川橋駅 徒歩14分
       都バス(白61)新宿西口→練馬車庫:牛込保健センター前下車
       公式地図はこちら:
http://www.city.shinjuku.tokyo.jp/division/261500enoki/index.html# 地図
時 間:午後6時半〜9時
会場費:500円


地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。予約などはいっさい不要です。いきなり会場にお越し ください。ただし、会場の定員を越えてしまった場合には、入場をお断わり することもあります。ご承知おきください。



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