世田谷の高放射線量から、ラジウムについてひとこと

計測不能な線量が感知された世田谷の住宅街の騒ぎにはほんとうに驚いた。万一、あれが原発の「結果」だったら、どれほどの問題になるか、と。わけのわからない瓶の中の物質が原因らしい、それはラジウムらしい、とわかって心底ほっ、とした。安心するようなことではないのだが、実は「いい放射能」というのもあるらしいので。以下、温泉についてやたらに詳しい賀曽利隆さんからです。

日本三大ラジウム泉

江本さん、東京・世田谷の高放射線量問題は興味深く成り行きを見守っていましたが、発生源が床下の瓶だとわかったとき、ぼくはすぐにラジウム泉などの放射能泉の温泉を頭に浮かべました。

日本三大ラジウム泉というと栃尾又温泉(新潟)、増富温泉(山梨)、三朝温泉(島根)で、それら3湯は世界でも屈指の高濃度ラジウム泉として定評があります。放射線量を測ったら、相当の数値がでるのではないでしょうか。

ところがこれらラジウム泉はどこも古来、万病に効くといわれ、人気の湯治温泉になっています。

北海道の日本海側には1軒宿の茂津多海岸温泉という温泉がありますが、そこが近年、「日本三大ラジウム泉」以上の高濃度の温泉ということで脚光を浴びています。 島根県にはやはり高濃度の池田ラジウム温泉がありますが、ほかにもあえて「ラジウム」をつけた温泉地名があります。これらは天然温泉ですが、ラジウム鉱石を使った人工温泉も多数、あります。

人体にとって良い放射線と悪い放射線、この違いをすごく知りたいものです。(賀曽利隆)

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