地平線通信メモリアル


地平線通信のバックナンバーから、いくつか印象に残っているものを紹介していきたいと思います。初期の頃のものは、当然文字だけだったし、ガリ版刷りのためあまりきれいなものではありませんでしたが、その分、なにかを伝えたいという気持ちが込められていたようです。


■1979年9月20日頃に配られた「地平線通信第0号」
まだ地平線通信の名前がないし、郵送もしていなかった。

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……こんにちは〜。ダイヤルしていただいてありがとう。こちらは地平線放送です。……地平線会議っていう名前の会が、今月からスタートしました……。

8XX-9918にダイヤルをまわすとカワイイ女の子の声でこんな放送が流れてきます。9月いっぱいで試験放送を終え、本放送に入ります。地平線会議の詳しい内容は、本放送に入った頃(10月に入れば確実です)聞いてください。手短に紹介しますと、探検や旅に夢をえがく仲間達の参加自由の集まりです。代表もいなければ、会員としてしばりつけらさることもありません。

今、私達が考えているプロジェクトは、

(1)テレフォンニュース「地平線放送」

(2)毎月集会 第1回は9月28日(金)
P.M.6:30
三輪主彦さん「アナトリア高原から」 アジア会館(地下鉄青山一丁目)

(3)探検・冒険・旅、活動年報の発行

など、などです。

この他にも、さまざまなプロジェクトが試みられることになるでしょう。このために私達は「世話人」を求めています。

(1)世話させ人……1万円をだして下さる人(地平線会議運営費)

(2)世話する人……知恵や労力を提供して好きなプロジェクトを推進する(もちろんタダ働き)

(3)世話させられ人……その時、たまたま運悪く、ひっぱりこまれて協力させられる人

皆さんの参加を求めます。9月28日(金)、集会の時に地平線会議の趣旨を皆で考えましょう。

世話人(9月20日現在)
宮本千晴 向後元彦 伊藤幸司 岡村隆 賀曽利隆 江本嘉伸 森田靖郎 神崎宣武 三輪主彦 丸山純 宮本正史 青柳正一 北村節子 菅井玲子 武田力 9月・月番 賀曽利0463-XX-0144


■記念すべき「地平線通信第1号」
79年10月16日発行

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みなさん、お元気ですか。「地平線通信」というハガキ通信をスタートさせました。これから毎月「地平線通信」をお送りします。

352万人……これは53年1年間に海外へ飛び出した日本人の数です(39年には12万人でした)。さまざまな飛び出し方があります。その飛び出し方、地球のはいずりまわり方に、われわれは限りない好奇心を抱くものです。自分も出て行きたい。が、それだけでは、たりない。

「地平線会議」は、日本人の冒険、探検、手作りの地球体験をできるだけ知り、可能ならば、その行動の軌跡を記録にとどめたいと考える者達によって、9月はじめに発足しました。

具体的な活動として
(1)「地平線放送」(ほぼ1週間おきにさまざまな新情報を流す。試みに09-8XX-9918にダイヤルして下さい)
(2)月例集会(ユニークな冒険、地球体験をしてきた人をゲストに、報告集会)
(3)探検・冒険年報の発行、その他を展開します。

多くの人の協力が必要です。プロジェクトに参加してくれる人、会議運営資金として1万円出してくれる人(口座番号…富士銀行四谷支店XXXXXX 地平線会議)ぜひぜひ、みなさまの力をお貸し下さい。なお地平線会議資金として1万円送って下さった方は、そのむねをハガキで、宮本千晴方、地平線会議あてにお知らせ下さい。

《10月の地平線会議 報告会のお知らせ》

10月26日(金)
PM6:30・アジア会館(青山一丁目)
惠谷治さん (31才・フリージャーナリスト早大探検部OB) の「砂漠からサバンナへ、独立の戦火を追って−アフリカの解放区は政治的ジャングルであった」

エリトリア解放戦線(ELF)、エリトリア人民解放戦線(EPLF)、サハラ人民解放戦線(ポリサリオ戦線)に通算4年をかけて潜入し、共に暮した男の体験報告 会費500円


■「地平線通信第64号」
85年2月発行

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いきなりイラストのタッチが変わり、みんなが度肝を抜かれた1枚。

■「地平線通信第67号」
85年5月発行

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あの“カソリック教徒”から神聖視されている“冒険王”賀曽利隆の本質を暴き出した問題作。いまでもこの絵が忘れられないと熱っぽく語る信者が少なくない。


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