某月某日、某E本亭にて、「地平線通信 みずまし号」は誕生しました。
◆来年の8月に、報告会は400回を迎えます(すごいなあ!)。某日は、400回に並々ならぬ思いを持たれる江本さん(あ、言ってしまった)が、来たるべきその日に向けて、ミナノモノを招集されたのでした。夕飯に釣られてお邪魔をすると、しかしその日一番盛り上がったのは、「報告会の回数と地平線通信の号数が違う!」というもの。
◆通信の発送は月一回です。一方、報告会は、大集会をおこなう月も、通常の報告会を欠かさないため、どうしても報告会の数が多くなってしまう。それで、現在は報告会に比べ、通信が6号分少なくなっている、らしいのです。
◆「これは困った! どうにか400回までに号数を合わせられないか?!」と、大の大人たちがうんうんと悩む姿は愉快爽快。「違っててもいいじゃん〜」なんて最初は思っていたのに、お酒が回る頃には「なんとしてでも合わせよう!」と、洗脳されてしまうから不思議です。
◆さて、追いつくには、「ひと月に2号出す」、これしかありません。そうやって、どんどんと、通信の「みずまし」をしてゆくのです。そこで、そうだそうだ! ならば、しらねぜんは、急げ! と、作られたのが、この号です。
◆これは、ただのみずましの、みずまし有志(水増し編集室)による、みずましのための、「みずまし号」なんです。「すっきり迎える400回」を目指し、隔月(た、たぶん)で全6回。力の限り、真剣に、みずましをしてゆきたい所存です。どうかどうか、怒らず、宜しくお付き合いください。
◆みずましするぞー! えいえいおー!(チアキング)
※ 事実度50%以下でお送りしました。
●私は、どうやら考えることが大好きなようです。大学生の頃に、「何故ひとは生きるのか」を机上でずっと考えて、息も出来ないほど苦しくなったことがあります。
●特に最近になって、自分のことを「頭でっかち」と形容する人が多くなった気がします。就職試験の面接でも、「冒険とかしてる割には、頭でっかちなところがあるなー」と言われたり、友人にも「お前は、いつも悩み考えてるイメージがある」なんて言われてしまいました。
●気付けば、最後に旅をしたのが2007年夏。既に三年の時が経っています。その間僕がしていたことと言えば、人の行動や作品を見てあれこれ言ってみたり、次の計画を立てることばかりで、頭でっかちなツマラナイ20代なのです。
●旅や芸術というのは、頭ばかりではなく、心でするものと思っています。だからこそ、それらを志す者としては、頭でっかちは致命的な事なのです。
●頭でっかちとは、体感する前に分かった気になってしまうことだと思います。それによって、自分の行動範囲も人や作品を見る目も狭くなってしまうと思います。
●白根さん、僕はどのようにしたら頭でっかちが直せますでしょうか? よろしくお願いします。
ご飯を山盛り食べて、身体を大きくすること。頭のでかさが目立たなくなる。
竜一の頭でっかちとくれば「竜頭蛇尾」と決まっていて、ぬかみその詰まった頭でいくら考えてみても尻つぼみは自明であろう。
基本的勘違いは『情報は知性や教養とは違う』ということ。
携帯電話を捨てインターネットを遮断し、万巻の古典を繙きつつ悩んでみるのがお勧めか。(ZZz-全)
【問い】 熱に浮かされ、退職金すべてを「地平線株」に投資してしまった。売り時は?
【答え】 短期では、来年の400回直前か。しかし、人生は損得ではない! ぜひ長期保有して、その熱を持ちつづけてください。
■水増し制作室から、「夢の話を!」とせまられました。校長室(小学校をボランティアセンターにお借りしてます)で寝袋生活3ヶ月、という状況に期待されたのかも。しかし私は夢はほぼ見ないので、さて困りました。
◆夢みたいな話がないかなあ、と思ってみたら、ボランティア仲間の清美さんがディズニーシーのことをディズニーCだと思っていたとか。Cちゃんの「叫ぶ寝言(父親の悪口)」がすごいとか。ご近所のMさんは、きゅうりをビニール袋に入れて車で轢いて漬物を作るとか。そんなかんじでした。(新垣亜美)
■江本さん、勢い余って機密情報であるはずの水増し号発行について暴露、査問委員会は徹底追及の構え。
◆南米から直行でお疲れの全さん、北京で居眠り。
◆松澤亮さん、発送のためにJICA赴任先のガボンより一時帰国(未遂)。(杉山貴章)
■30年前、四谷一丁目付近に存在していたとの有力情報を複数得、2011年11月11日夜、オハラII捜索隊が四ツ谷駅を出発。近辺を散策するも具体的手がかりつかめず、今月の捜索は打ち切られた。(〜つづく〜)(捜索隊O)
今月の、地平線「さむいギャグ」!
<大賞>しらねぜんは、急げ!
(東京都小金井市 N.Rさん)
■昔、地平線会議は「地平線会議」という名称を商標登録していた! ちへちへー。
◆地平線通信7号の次は9号。8号はこっそり飛ばされ、存在しないらしい。1980年にもみずましが行われていたんだ! ちへちへちへー。
◆リオノフスキヰさんのマンガが読めるのは、みずまし号だけ!? ちへいっ!
※ 正解してもなにも貰えません。でも、褒め称えられます。
11/12、一昨日からようやく雪が積もって、明日からソリを使えます。
11/13、まだ-15度とかで暖かく、川が全部は凍ってません。早く凍って欲しいっす!(本多有香)
今年の夏も海や山に誘われるようにして出かけた。海は遠出はできなかったが、私の山奥の自宅から一番近い日本海の由良海岸に6日間連続で通い、ヤスで魚を追いイソガネで貝を捜した。とりわけウニの獲りたてを海水で洗って食べるそのうまさは絶品で、これぞ天然の甘味、海からの贈り物だとさえ思ってしまう。ウニは海中のあまり深くはない岩場のくぼみや岩かげに体を隠すようにしてへばりついているのだが、岩かげからわずかにはみだしているトゲを注意深く捜し見つけ出すやり方はまさに海の中で狩りをしている気分になる。ある日、海から自宅に戻り何げなくテレビをつけると、厚化粧をした女性歌手が出演していたのだが、一瞬目をふせた彼女のまつ毛に目がくぎづけになった。岩のくぼみに体を隠し、数本のトゲを出しているウニにそっくりだったのだ。『ウニだ。ウニだあー。』
ところで人は登山中にどれだけの水を飲むのだろうか。台風一過の9月初めに登った北アルプス後立山縦走(唐松岳〜五竜岳〜鹿島槍ヶ岳)の3日間で私が飲んだ水はわずかに500ミリリットルのペットボトル一本だけだった。特に水を制限しようとしたわけではないのだが、たまたまコンロとナベを忘れてしまい、主食は全てパンとビスケットになり、山小屋のキャンプ場でも水を買うようになっていたためそれに抵抗を感じたのだ。500ミリリットルの水以外の水分は、ブドウ一パックとゼリー数個、登山道の道端で見つけたクロウスゴとコケモモの実を数粒食べただけで、これを聞いた友人は皆「信じられない」「ありえない」と驚くのだが、元々あまり水分をとらない体質なのか本人は一向に平気なのである。
登山中はライチョウやホシガラス、カヤクグリ等の高山鳥をまぢかで観察し、北アルプスの峰々の大展望を存分に楽しんだのだが、とりわけ嬉しかったのは、縦走を終え山を下ってきた沢で20頭ほどのサルの群れに囲まれたことだ。対岸の林から次々に沢を渡ってきたサルは私の近くまで寄ってきて沢の水をうまそうに飲んだり、威嚇するように木をゆすったり、二匹でノミとりをしたりと様々な行動を見せてくれた。なかでも母ザルが沢の石づたいに大きくジャンプしてもしっかりと腰にしがみついている子ザルの姿がとても可愛らしく、そんなサルの群れに囲まれながら私はしみじみと幸せを感じていた。もっと息がかかるくらい近くにきてほしいと願い、この時間が長く続くことを祈った。そしてふと目を上げると、ぬけるような青空の中を一頭のアサギマダラ(蝶)が音もなく翔けて流れていた。
威嚇して木を揺するサル
かくかくしかじかの事情により、みずまししてしまいます!のお願いに温かくお力添えいただきました皆さま、本当にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます!
◆構想2ヶ月、制作期間3日、「おそい、まだそんなことやってるのかっ!」とのE本さんの叱咤(&激励!)と、皆さまからいただいた楽しいお話や原稿に、みずまそうの心は日々ウズウズとふくらんでいきました!
◆30年ってすごいなあ。400回って、気が遠くなるなあ。地平線報告会や通信の毎回の全力投球を思うと、とても果てしない気持ちになりますが、地平線通信をみずましきる使命を果たすその日まで精一杯がんばりますので、今後ともよろしくお願いします! しらねぜんは、急げ〜! えいえい、おおー!(オー!)(カナコンダ)
地平線通信 水増し号 386号
制作:地平線通信水増し号制作室/編集制作スタッフ:長野亮之介 大西夏奈子 加藤千晶
印刷:地平線印刷局榎町分室
Webサイト:みずましていません
発行:2011年11月16日 地平線会議(水増し班)
みずましポスト(寒いギャグ・この字、誰の字)
宛先:mizumasi.go@gmail.com(大大募集中!)
◆通信費はみずましません。
◆今月の題字を書いた人:坪井伸吾さん「地平線=砂漠? でも水増し号なら、アマゾン」
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