■吉田 敏浩 【YOSHIDA Toshihiro】
033 ビルマ(現ミャンマー) カチン州フーコン地方[1986年3月]
ビルマ北部のカチン州フーコン地方。自治権を求めて闘うカチン独立軍ゲリラの象部隊。野生象を捕まえて調教する。深い森の中の川を渡っている。
034 ビルマ(現ミャンマー) カチン州マリ・ンマイ・ワロン地方[1986年5月1日]
山林の一角を伐り開いた焼畑の火入れをするカチン人の村人。灰が天然の肥料となる。各村に12か所くらいの焼畑用地があり、毎年場所を移して開く。
035 ビルマ(現ミャンマー) カチン州マリ・ンマイ・ワロン地方[1986年5月]
竹鍬を使って、焼畑に陸稲や粟やトウモロコシやウリや豆類など作物の種をまくカチン人の女性たち。もうすぐ雨季に入り、作物が芽生える。焼畑は自然と調和している。
036 ビルマ(現ミャンマー) カチン州マリ・ンマイ・ワロン地方[1986年5月]
カチン人の伝統的な精霊信仰の祭で、天地の精霊に豊作や子孫繁栄を祈願し、神話を唱える語り部祭司。
037 ビルマ(現ミャンマー) カチン州マリ・ンマイ・ワロン地方[1986年5月]
ビルマ北部のカチン州マリ・ンマイ・ワロン地方。精霊信仰の祭で銅鑼や太鼓の音に合わせて踊る村人。鳥の羽根や猪の牙などで服を飾っている。
038 ビルマ(現ミャンマー) カチン州ンマイ・クルン地方[1986年11月]
焼畑に実った陸稲の稲穂を刈り取るカチン人の村人。雨季が明けたこの時期、人々の心は収穫の喜びと感謝に満たされる。