■松原 尚之 【MATSUBARA Naoyuki】
060 中国[1995年4月]
マカルー峰(8463m)東稜キャンプ4〜5間。標高約6600m。難しい雪稜を抜け、広い雪面に出た。後方にチベットの山々が広がる。(日本山岳会マカルー登山隊1995年 提供)
061 中国[1995年4月]
標高約6000m。ピッケルを突き刺すと先端が反対側の空中に突き抜けるほど細いナイフリッヂ(雪稜)。1日に50mしか進まない日が3日も続く。未踏のマカルー東稜の核心部。(日本山岳会マカルー登山隊1995年 提供)
062 中国[1995年4月]
マカルー東稜。危険すぎる稜線上をさけ、仕方なく雪壁をトラバースするが、そことて垂直の氷雪壁。何人かがロープにぶら下がって助かった。ここを「地獄のトラバース」と呼んだ。(日本山岳会マカルー登山隊1995年 提供)
063 中国[1995年4月]
マカルー東稜登攀中。急峻なヒマラヤのひだの中を登る。固い氷雪壁でダブルアックスでの登攀となった。標高は約5800m。午後、気温が上がると雪崩の通過場所となる恐ろしい所だった。(日本山岳会マカルー登山隊1995年 提供)
064 中国[1995年4月]
中国西蔵チベット自治区マカルー峰(8463m)東稜、キャンプ3〜4間にて。標高は約6000m。岩壁をアブミを使って登る隊員。(日本山岳会マカルー登山隊1995年 提供)
065 中国[1995年4月]
マカルー峰(8463m)東稜登山にて。荷揚げをする隊員。背中のザックの重さは約25L。空気の薄い高所では、荷の重さが一際こたえる。(日本山岳会マカルー登山隊1995年 提供)
066 ネパール[1995年10月28日]
夕焼けに燃ゆるカンチェンジュンガ峰(8586m)。カンチェンジュンガとはチベット語で「五つの宝庫を持つ偉大な雪山」の意。私たちは無酸素でこの山の頂きを目指し、頂上まであと150mの8400mで、撤退を決意した。
067 ネパール[1995年9月13日]
世界第3位の高峰カンチェンジュンガ(8586m)を目指してのキャラバン中。ヤルン氷河の上でルートをさぐる。前方にヒマラヤの白き峰(名前不明)が浮かび上がった。