■吉岡　嶺二　【YOSHIOKA Reiji】

1938年生まれ。神奈川県在住。会社員。85年11月の第73回「地平線報告会」では、芭蕉の『奥の細道』をカヌーでたどり、1262キロ走破を発表。行動は、土曜、日曜、夏休みだけの「尺取虫方式航海術」で最終地点は青森市合浦公園。「カヌー東海道膝栗毛・鎌倉-京都」と合わせてユニークなカヌー行を続ける。90年9月の第131回報告会では、90年9月9日、本州1周カヌー行脚達成。約4745キロの旅を終えた。この間、87年には長崎県対馬町の「朝鮮海峡をカヌーで渡ろう」島興しイベントに参加。60キロを漕ぎ釜山港に一番乗り、生まれ故郷の満州に続く大地に立った。第181回（94年11月）報告会では、足かけ3年、実漕期間36日、1250キロの九州一周カヌー行達成を報告した。

• 119　日本［1984年］
  鎌倉から青森1200キロをカヌー単独航海中の7月23日、茨城・大洗から漕ぎ出し、25.5キロ、久慈浜の日立港での「サブロー号の帰り支度」、次はここが出発点。
• 220　日本［1984年］
  11月3日、仙台・閑上ゆりあげ泊地から宮古島の月浜まで26キロを漕ぐ。松島湾では海面一面に張った菱形四ツ目の海苔網の中に入り込んだ。
• 121　日本［1984年］
  12月3日、石巻・荻ノ浜から金華山まで21キロ、現地のカヌーイスト大野千昭さん（撮影）との帯同ツアー。牡鹿半島沖。
• 122　日本［1985年］
  4月28日、宮城・北上町から陸前高田まで50キロの航海。ウミネコが群がる小さな島、黒島沖は厚さ10センチもある泡の海、砕氷船の気分。