■渡辺 久樹 【WATANABE
Hisaki】
1956年、名古屋市生まれ。日本大学探検部OB。84年1月の第58回「地平線報告会」報告者。在学中の77年に初めて海外に出、卒業後も工事作業員、竿さおや網戸の行商、旅行代理店経営などをしながら旅を続ける。現在は「大工兼3児の父兼主夫」。ヒマラヤやアンデスに住む人々の生活に生きることの基本を感じる。著書に『カトマンドゥを歩く』『ペルーを歩く』など。
- 079 ネパール[1984年1月31日]
歩き始めて7日目に、ブラガ村に着いた。ヒンドゥー世界からいつしかチベット世界に入り込んでいた。老人が仏教寺院(ゴンパ)を眺めていた。アンナプルナ山群北側。
- 080 ネパール[1984年1月8日]
西ネパール・ピナ村。ヒンドゥー系の村人たちは、私たちをアウト・カーストとみなし、家には泊めてくれなかったので、ヤギ小屋の隣にテントを張った。
- 081〜092 ネパール[1983年〜84年]
ヒマラヤでは食物も、衣類も、生活用具も、柱や梁など家の材料すらも、人の足によって運ばれる。足こそ人間の基本。