■桃井 和馬 【MOMOI
Kazuma】
1962年、山口県生まれ。フォトジャーナリスト。テンプル大学卒。1995年第32回太陽賞受賞。90年8月の第130回「地平線報告会」では、89年から1年間住んだ南米ペルーについて報告した。その過程で見つめた人々の暮らし。それがフォトジャーナリストの原点になった。現在、「現代文明と人類のゆくえ」をテーマに取材を続ける。
- 041 中国 上海[1988年]
品物を見つめる真剣な眼差し。飛び交う交渉の声。この場所で、中国の源に「市場」があることを知った。
- 168 ポーランド アウシュビッツ[1995年]
冷たい鉄条網が張り巡らされたアウシュビッツ跡。
- 169 ポーランド アウシュビッツ[1995年]
かつて列車でこの場所に運ばれてきた者たちは、ほとんどが二度と生きて帰ることはなかった。
- 170 ロシア シベリア[1997年]
都市からのモノと情報を運び、辺境の地を走る鉄道には「メディア」の役割がある。氷点下の駅では、列車を待つ人々の姿があった。
- 171 グルジア[1996年]
イスラム教徒とキリスト教徒の間で内戦が続くグルジア。しかし市場にだけは、異なる信仰を持つ者たちの共存する姿があった。