■三輪 主彦 【MIWA
Kazuhiko】
1944年、東京生まれ。高校地学教師。都立大学卒。1979年9月の「地平線報告会」第1回報告者。トルコ・アンカラ大学に留学したが、3日目にして戒厳令が敷かれ大学閉鎖。それを機にトルコ全土を10カ月間で回ったときの様子を報告。第144回(91年10月)報告会では、初めて恐竜の卵の化石が発掘されたことで名高いモンゴルのゴビ砂漠で、91年日本人として初めてモンゴル科学アカデミーの発掘調査に参加、恐竜化石を発掘した様子を報告。また1日平均75kmを連続10日程度は走れるという、冒険ともいえるマラソンを超越したウルトラランナーでもある。「自分の足でどこまで走っていけるかという可能性を追求している」。
- 076 トルコ カッパドキア(中南部)[1979年1月]
トルコの中央部、アナトリア高原には、柔らかい火山灰からできた奇岩地帯がある。地下には洞窟教会や地下都市まである。
- 077 イラク 北部モースル付近[1979年5月]
何回か聞き直してみたが、この子たちは「かわいい」ではなく「おいしい」と言った。羊は愛玩用ではなく、生活の糧なのだ。
- 078 イラク 北部モースル近郊[1979年5月]
「中近東ではロバもガソリンで動く?」まさかそんなことはないが、資源があるだけでは豊かな国とは言えない。経済制裁下の現在、彼らは何を食べているのだろうか。
- 179 カナダ ロブソン氷河 カナディアンロッキー・ジャスパー近郊[1986年8月]
カナダの国立公園では観光地に大勢の人が入りすぎることを制限している。歩いてしか見られない景色というのは大事なことだ。
- 224 エクアドル 海岸部コロンビアとの国境近く[1996年8月]
赤道直下の海岸のマハグアールには巨大な熱帯林が広がっている。古木にはクリスマスツリーのような“モス”がからみついている。