■松本 栄一 【MATSUMOTO Eiichi】

1948年、神奈川県生まれ。写真家。1970年インド・ブッダガヤで暮らし、初めて出会った亡命チベット人たちの表情、生活感覚に衝撃を受ける。1981年8月、待望の中国チベット自治区を訪れる。文革の嵐が去り、破壊の程度の少なかったポタラ宮やタシルンポ寺などのチベット美術の素晴らしさに魅せられる。チベット文化圏にこだわり、その後チベット自治区には6回渡航、インドには20年来通い続け、仏教をテーマに写真を撮り続ける。「地平線報告会」では、第27回(82年1月)、第112回(89年2月)、第186回(95年4月)の報告者である。