■久島 弘 【KUSHIMA
Hiroshi】
1953年、兵庫県西宮生まれ。イラスト・ライター。1987年2月の第88回「地平線報告会」報告者。84年9月から86年12月、東南アジアからヨーロッパを往復し、自炊を武器にユーラシア大陸を2年間放浪。食を通して垣間みた庶民の生活と、日本の現状、人類の食の未来に関する考察を語る。
- 043 中国 チベット自治区ラサ[1986年8月]
虫歯は長旅の大敵の一つ。痛みに耐えかねて安い歯医者を探しに出たが、くわえ煙草の先生(?)の姿に恐れをなして退散する。
- 160 ギリシャ エーゲ海―サントリーニ島[1986年2月中旬]
フィラの町は段々都市だ。「アトランティス大陸の残骸」といわれるロマンの島は、海まで転がり落ちそうな恐怖で寝返りも慎重になる、睡眠不足の島だった。
- 161 ギリシャ エーゲ海―パロス島[1986年2月7日]
通り雨とともに入港したパロス島の港。クレタ島方向へ去る雨雲と別れ、我々の船は次のナクソス島を目指して桟橋を離れる。
- 198〜200 コロンビア ボゴタ―カレラ3(3番通り)[1993年11月]
ガラクタかお宝か。日本へ持って行けば立派な骨董品も、ここでは現役の生活用品だ。毎週土日に開かれる「メルカド・デ・プルガス」(蚤の市)。