■向後 元彦 【KOGO Motohiko】

1940年、東京生まれ。(株)砂漠に緑を、(NGO)マングローブ植林行動計画、代表。東京農業大学探検部創設者。62年以来世界各地を旅し、学生探検会議、あむかす探検学校などを通じ、海外を志す若者達の扇動者でありつづける。78年よりアラビア半島マングローブ植林プロジェクト開始し、その様子は、82年9月の第35回「地平線報告会」で語られた。第92回(87年6月)では、「砂漠に緑を」を創設して10年、サウジアラビア、アブダビで3万本のマングローブ植林の成功を伝えた。人類の未来に対して貢献する行動に贈られる「ロレックス賞」を受賞。第159回(93年1月)では、90年から92年の3年間、国連開発計画と国連食糧農業機関の委託で、ビルマ・マングローブ林再生計画実施の様子を語った。著書に『緑の冒険―沙漠にマングローブを育てる』(岩波新書)など。94年日経地球環境技術賞受賞。