The Chiheisen News 98-23



■長倉洋海さん、先住民をテーマにした写真集を出版。
『鳥のように、川のように』(徳間書店)。アユトン氏来日の講演会も実施。

10月31日から子どもたちを取り上げた写真展を開催する長倉洋海さんが、このほどもう1冊写真集を刊行し、さらにこの写真集の主人公であるアマゾンの先住民、アユトン・クレナック氏の来日とあわせて、講演やイベントを実施することになったそうです。


●写真集

『鳥のように、川のように――森の哲人アユトンとの旅』

■アユトン・クレナック

1953年生まれ。アマゾンの先住民族クレナック族のリーダーとして、80年代は、先住民の土地の権利の保障を獲得するため、政治の表舞台で活躍しました。1988年、ブラジル議会で、抗議の意思をこめて顔を墨で黒くぬったアユトンが語り始めると、議員たちは沈黙し、先住民の土地の権利を保障する憲法議案が認められました。その後、アユトンは政治から退き、インディオ自立のプロジェクトに力を注いています。

■長倉洋海

1952年釧路生まれ。フリーのフォト・ジャーナリスト。'80年からアフリカ、中東、中南米、東南アジアなど世界の紛争地を訪れ、そこに生きる人々を見つめ続けてきた。'83年に日本写真協会新人賞を受賞。写真集に「サルバドル救世主の国」(宝島社・日本ジャーナリスト会議奨励賞)「マスード愛しの大地アフガン」(宝島社・第12回土門拳賞)「南アフリカ」(平凡杜)「地を這うように長倉洋海全写真1980〜95」(新潮フォトミュゼ)「人間が好きアマゾン先住民からの伝言」(福音館書店・産経児童出版文化賞)「ともだち―Dear Friend」(借成社)など。著書に「マスードの戦い」(河出文庫)「フォトジャーナリストの眼」(岩波新書)などがある。


●イベント

第103回紀伊國屋セミナー
アマゾン先住民の世界を語る

アユトン・クレナック(森の哲人。アマゾンのインディオ 自立プロジェクトのリーダー)
 With
長倉洋海(フォトジャーナリスト)

【日時】1998年11月4日(水)午後6時30分開演(午後6時開場)
【会場】新宿紀伊國屋ホール(紀伊國屋書店新宿本店4F)
【入場料】1,800円(全席指定・税込み)
【前売】紀伊國屋書店新宿本店1Fインフォメーション
【電話予約】紀伊國屋書店事業部 TEL03-3354-0141
【主催】紀伊國屋書店/徳間書店 【後援】日本航空


講演会
森の賢者アユトンの教え

【日時】1998年11月11日(水)
【会場】徳間書店
【問い合わせ先】03-3573-8791


アユトン・クレナック絵画展

【日時】1998年11月9日(月)〜15(日)
【会場】代官山アートフロント・ギャラリー&ヒルサイド・ギャラリー
【問い合わせ先】03-3476-4868/03-3476-4795

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