■星野道夫さんの写真展、9/28まで開催中。
銀座松屋にて。大混雑のため、午前中に行ったほうがいいかも。
案内が遅れてしまいましたが、アラスカの写真で高い評価を受けながら、96年に熊に襲われて亡くなった星野道夫さんの写真展が、銀座の松屋で開かれています。28日の月曜まで。以下は、地平線HARAPPAからの転載です。
01161/01161 PEG00430 丸山 純 星野さんの写真展、感動しました
( 1) 98/09/20 21:53
(略)
●…(略)混雑を覚悟して出かけたのが、銀座の松屋でやっている、「『星野道夫の世界』展」です。「21世紀へのメッセージ――Alaska 風のような物語」というサブタイトルがついています。
これは、朝日新聞社が主催しているもので、9月17日(木)から28日(月)まで開催されています。まだ始まったばかりだし、一般の人にはあまり星野道夫もメジャーじゃないだろうと甘く見ていたんですが、朝日でがんがん特集ページを組んだりしているせいでしょうか、とにかくものすごい人出で、驚きました。ふつう写真展に来ないような、おじさん、おばさんでぎっしり。それが、みんな写真の前に釘付けになっていろいろ感想を述べあったりしているんで、ぜんぜん列が動きません(^^;。
ふつうの写真展に比べて展示されている作品のサイズがとても大きく、迫力がぜんぜんちがいます。畳1枚分ぐらいかな。それが上下に並べられて展示されているんですが、混雑が激しいところでは、列の終わりにいてじりじりと進んでいかないと、下の写真は見ることができません。
カリブーの大移動、ザトウクジラの潮吹き、鮭を獲るグリズリー、つぶらな瞳でこちらを見るドールシープ、ブリザードのなかで首を伸ばして遠くを見るホッキョクグマ、愛くるしいとぼけた顔のアザラシ、巨大な角をふりかざして闘うムース、幻想的なオーロラ、あどけない先住民の少女……これまで写真集や雑誌で見たことがあるおなじみの印象的なカットに加えて、未発表の新しい写真も混じっているようです。ところどころに、星野さん自身のキャンプ生活などの写真が掲げられています。
●最後のホールには、貫禄じゅうぶんの星野さん愛用のカメラ(ペンタックスの6×7、オリンパスのOM-4、ニコンのF90)や靴、セーター、帽子、地図、コンロなども展示されていました。
出口のところもすごい混雑で、オリジナルプリントや絵葉書、著書や写真集を販売していましたが、この写真展のプログラム『星野道夫の世界』(2200円)を買いました。展示されていたほとんどの写真が収録されているようで、大満足。ただ、やはりオリジナルのプリントと比べてしまうと見劣りしてしまうのは、印刷物の宿命でしょうか。マット調の紙を使っているせいもあるかもしれませんが、全体に沈みこんでいるような感じで、それを製版(スキャン・レタッチ)のほうでいろいろといじってカバーしようとして、やや明るめになっているように感じられます。もうちょっとこってりとインクが乗せてもよかったのかなぁと思います。
●写真展は、28日(月)まで。そのあと、来年の2月4日〜9日に横浜の高島屋で、3月10日〜22日に大阪高島屋で開催されるそうです。たったこれだけの日数と会場でしかやらないというのは、ほんともったいないですね。気持ちに余裕ができたら、私ももう一度、空いているときを狙って出かけてみます。
それから、これまでの星野さんの仕事を集大成した『星野道夫の仕事』全4巻の刊行が始まりましたね。各4700円。「膨大な未発表作品と代表作を新編集した決定版写真集」と広告にあります。今日はプログラムを買ってしまったのでまだ入手していませんが、楽しみです。
01166/01166 PEG00430 丸山 純 RE:星野さんの写真展、感動しました
( 1) 98/09/21 11:51 01161へのコメント
会場となっている松屋のWebサイトで、ほんの少しですが、写真が見られます。熊と出会ってびっくりしている鮭とか、ドテッと寝ているアザラシの寝顔?の正面からのドアップとか、遠くの氷河地形とのあいだにモヤがかかって幻想的な風景になっているカリブーとか、おなじみのカットもあります。
http://www.j-plaza.or.jp/matsuya/art/
01196/01196 PEG00430 丸山 純 写真展、平日でも大混雑……
( 1) 98/09/26 01:34 01166へのコメント
『地球ほいほい見聞録』の著者で、おなじみの“風来坊おばさん”の金井シゲさんと、報告会の帰り道にいっしょになりましたが、今日、松屋の星野さんの写真展に行ったら、ものすごい混雑で、ほんとにたいへんだったとのこと。
ま、金曜日ということもありますが、平日の午後(昼過ぎ?)でもそんなにひどかったわけで、どうもすごい人気のようです。もしいらっしゃるのなら、午前中のほうがいいかもしれません。
人があふれていて、プログラムを売っているのも気づかなかったそうです。
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