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■関野吉晴写真展「グレートジャーニー4」を開催
池袋サンシャインシティにて・6/9(火)〜14(日)。講演会は10日(日)。
同名の写真集(アラスカ編)も、毎日新聞社から4月30日に刊行。
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グレートジャーニー4 関野吉晴マルチスライド&フォトミュージアム |
ちょうど「新大陸の生き物たち」と時期が重なってしまって混乱していますが、6月の9日(火)〜6月14日(日)にかけて、池袋のサンシャインシティ コンベンションセンターTOKYO展示ホール(文化会館2階)で、関野吉晴さんの「グレートジャーニー4〜人類400万年の旅」の写真展が開催されます。以下は、報道関係に配られたニュースリリースですが、一部文面を変えてアップしておきます。
昨年、大きな話題を呼んだ「マルチスライド」による展示もあるそうです。楽しみですね。
■グレートジャーニーとは
人類は約400万年前、東アフリカの大地溝帯と呼ばれる地域で生まれたとされています。そのアフリカ大陸を人類が飛び出したのは約百数十万年前。北緯60度の線を越えて寒冷地帯に進出したのが2万年か3万年前。やがてベーリング海峡を渡って、アメリカ大陸に入り、南米最南端まで達しました。その距離、約5万キロ。この人類拡散の旅をアメリカの考古学者、ブライアン・フェイガンはグレートジャーニーと名付けました。
この大いなる旅路を、いまひとりの日本人が、自分の肉体だけを駆使してたどっています。関野吉晴、49歳。探検家、そして医師。関野は1949年、東京生まれ。一橋大学法学部に在学中に探検部を創立し、アマゾン河の全流をカヤックで下って以来、南米大陸の魅力にとりつかれ、現在までにかの地に通うこと約30回。横浜市立大学医学部に進み医師となった後も南米通いは止みませんでした。
その関野がグレートジャーニーに出かけるきっかけとなったのは南米の先住民族もわたしたち日本人も同じモンゴロイドであるという発見だったといいます。アマゾンの源流に暮らすインディオと日本人が同じ。ではいったい我々はどこから来たのか。この疑問を自らの肉体によって理解しようと関野がグレートジャーニーに出発したのは1993年12月。自らの第2の故郷、南米大陸から人類発祥の地、アフリカ大陸に向かう大旅行です。スタート地点は、南米最南端の村、ナバリーノ島。
5年前の旅の出発以来、撮影記録の年次報告展として、毎年春に[関野吉晴写真展]を開催してきました。旅の4年目を迎えた1997年は、いよいよ中盤のクライマックスともいえるベーリング海峡横断に挑戦しました。厳寒のアラスカの大地からベーリング海峡まで、犬ぞりと自転車、カヤックで旅したアラスカの1年。旅の途中で関野が見すえたアラスカの自然と人間を、「グレートジャーニー Part4」として、作品68点を展示します。
また、昨年好評だった大型スクリーン使用によるマルチスライド「南米大陸」に続いて、今年は「北米大陸」を制作。特設シアターで関野吉晴の作品を迫力いっぱいの画面で楽しんでいただけます。さらに、アラスカで使用した犬ぞり、ベーリング海峡横断に成功したシーカヤック、北米大陸を走った自転車など、旅の移動用具、装備の数々を展示し、グレートジャーニーの旅の姿を身近に感じていただきます。
現在、スタッフ一同鋭意準備を進めておりますが、この写真展開催を多くの方にお知らせ致したく、ご案内いただければ幸いに存じます。何卒よろしくお願い申し上げます。
――――――記――――――
◇タイトル……グレートジャーニー4――人類400万年の旅
関野吉晴マルチスライド&フォトミュージアム
◇会 期………6月9日(火)〜6月14日(日) 午前11時〜午後7時
◇会 場………サンシャインシティ コンベンションセンターTOKYO
展示ホール(文化会館2階) (入場無料)
地下鉄有楽町線東池袋駅から徒歩3分/JR・私鉄・地下鉄の各池袋駅東口から徒歩10分
◇講演会………6月10日(水)午後7時〜8時
(満員の際は入場をお断わりすることがあります)
◇主 催………NTTデータ通信株式会社
◇問い合わせ…グレートジャーニー応援団 TEL03-3359-0609
●『グレートジャーニー写真集・アラスカ編』も刊行
グレートジャーニーの4冊目の写真集『アラスカ編』も、毎日新聞社から4月30日に刊行されました。凍てつく大地に生きる先住民の暮らしぶりや雄大な大自然のなかを駆けめぐる動物たちの姿が、いきいきと描かれています。作家の西木正明さんとのアラスカについての興味深い対談や、カヌーでベーリング海峡を横断し、初めてユーラシア大陸を踏みしめるシーンもあって、感動的です。定価3800円+税。
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