The Chiheisen News 2023-01

■『地平線カレンダー2023-2024』、完成しました。
4月始まりで表紙の裏には各絵の解説(キャプション)が収められています頒布価格500円。

お待たせしました。恒例の「地平線カレンダー」の2023年度版が完成しました。今年もメゾンドネコで開催する長野亮之介“画伯”の個展が3月末日からの開催となり、その準備に忙殺されて遅くなってしまいました。申し訳ありません。

今回のタイトルは『そこをまがると…』。昨年の9月に10日間ほど“画伯”はフランスに滞在し、パリ、マルセイユ、ラ・シオタの三つの街で過ごしました。このときに楽しんだ街歩きの途中で出会った風景に、頭に去来したイメージをシャッフルして描いたものです。

判型は例年と同じA5判(横21cm×縦14.8cm)、全7枚組。ただし、各絵の解説(キャプション)を表紙の裏に載せてありますので、8ページ構成となっています。4月始まりなので、来年3月まで1年間フルに使えます。売り上げは地平線会議に全額寄付され、今後の出版活動の資金となります。頒布価格は1部あたり500円。送料は1部140円、2部以上は200円。

お申し込みは、以下の申込書を切り取って「 」までメールでお送りください(リンクをクリックすると、送付先アドレスを取得した新規メールが開きますので、キリトリセンの内側をコピーして必要事項を埋めて送信してください)。

お支払いは、郵便振替で。カレンダー到着後にお願いします(振込用紙を同封します)。いきなりご送金いただくのではなく、かならず先にメールや葉書で申し込んでください

「郵便振替:00120-1-730508」「加入者名:地平線会議・プロダクトハウス」。お手数ですが、通信欄に「地平線カレンダー代金」とご記入いただけると助かります。代金の振り込みは、カレンダーが到着してからでけっこうです。後日、地平線報告会の会場でお支払いいただいてもかまいません。

申し訳ありません。今回の地平線カレンダーに誤植があり、4月10日(月)が休日(赤)となっていました。すでにご購入いただいたみなさまに、深くお詫びいたします。今後ご購入を検討される方は、この点を考慮の上、お申し込みください。

 

地平線カレンダー2023〜24
そこをまがると…——ふらんす猫見遊山(ねこみゆさん)

 判型:A5判横・7枚組(8ページ)
 頒布価格:1部500円
 送料:140円(1部。2部以上は200円)

 絵:長野亮之介
 編集&DTP:丸山純
 発行:地平線会議
 発行日:2023年3月31日

【絵師啓白】
ラ・シオタは南仏の古い港町。狭い路地から見上げると、空がオレンジ色に染まっている。悠然と歩くトラ猫の後をついて路地を抜けると、ビストロの黄色い灯りが夏の遅い夕食時を告げていた。昨夏のひととき、パリと南仏の街をそぞろ歩いた。フランスの街の細い裏通りは秘密の抜け道のよう。小さな扉の陰におばあさんが座っていたり、隠れ家のような店に出くわすことも。次の角をまがると、今度は何に出会うだろう。

表紙

各絵の解説集(キャプション)

マルセイユ …… ル・パニエ地区の路地
マルセイユは坂の多い街だ。港の表通りから外れ、起伏の多い狭い路地を迷いながら歩く。教会の壁が城砦のように聳え、夕焼けの光が尖塔の先だけをオレンジ色に染めていた。細長い空の下の薄暗い路地は、なんだか井戸の底を歩いているような気分で面白い。車輪が通れない階段道では、人もネコもゆったり歩く。壁のひび割れがトカゲのように見えた。

マルセイユ…… ル・パニエ地区のアパート
港町マルセイユの人は海産物が好きだ。港の周りには魚介類の料理店がひしめいているし、ぎっしりと停泊している船の隙間に釣竿を差し込んで魚を釣っている人も多い。港の裏手、古い町並みを残すル・パニエ地区を歩いていると、アパルトマンの窓に猫の影。ここらは近頃アートの街として知られる地区だから、壁に泳ぐ魚と、それに反応する猫たちを描いてみた。

マルセイユ…… ヨーロッパ地中海文明博物館裏手
マルセイユの港は歴史的な建物と近代的な建築が同居している。旧港に面したヨーロッパ地中海文明博物館は、タタミイワシのような不規則な網目の外壁がモダン。運河を挟んだ対岸には17世紀の要塞が残る。夜、博物館は青い光でライトアップされ、壁の模様と海に反射する光が不思議な陰影を作り出す。そのあわいに寝転ぶ若者が光に染まって印象的だった。

南仏 ラ・シオタ……シオタ港
ラ・シオタはマルセイユ近郊の小さな港町。中心街の入り組んだ路地は半日も歩けば大体様子がわかる。ここは映画の父と言われるリュミエール兄弟の短編映画「ラ・シオタ駅への列車の到着」が撮影されたところ。映画の黎明期、スクリーンの汽車に驚いた観客が逃げ出したという都市伝説が今も残る。空が急に怪しく曇り始めた午後、ヨットがたくさん係留された港湾を歩きながら空飛ぶ列車を夢想した。

ラ・シオタ …… ルウルウの店
賑やかな表通りから少し離れて真っ赤な外装がひときわ目を引くのは、ルウルウというあだ名のひょうきんなおじさんが経営する小さなビストロ(軽食堂)。夕方になると近所の猫が当然のようにやってきて、優しい主人に餌をねだる。店の名称は「いたずらっ子ルウルウ」というような意味だとか。笑顔が素敵なモーリシャス出身の女性が作るエスニックな定食が美味しくて、ついついワインを重ねてしまう。

パリ…… モンマルトル サクレクール寺院
パリの街を見下ろすモンマルトルの丘には荘厳なサクレクール寺院が天を衝いて建つ。祈りに満ちた聖なる場所を拝観した後、一望するパリの空にはまるで絵のような雲がかかっていた。丘を降りると華やかなメリーゴーランド。その屋根の先端には聖と俗の境を飛ぶように白馬が回転する。細やかに作り込まれたレトロなメリーゴーランドにしばし見惚れた。

(上の画像をクリックすると、大きなサイズの画像が別ウィンドウで表示されます)


●申込書

」(申し込んだのに到着しないなどの問い合わせもこちらへ)

ご好評をいただき増刷したのですが、4月の地平線報告会で予想以上に売れて、在庫がかなり少なくなってしまいました。お申し込みいただいてもお届けできないかもしれません。ご承知おきください。

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地平線カレンダー2023-24・申込書

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●お支払い方法

郵便振替でお願いします。

 郵便振替:00120-1-730508
 加入者名:地平線会議・プロダクトハウス

※いきなりご送金いただくのでなく、かならず先にメールで申し込んでください。
※振り込み手数料のご負担をお願いします。

代金の振り込みは、カレンダーが到着してから、同封の振込用紙を使ってお願いします。



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