The Chiheisen News 2005-03

■大沢茂男さん、今年も元旦初泳ぎを達成
26年連続で挑戦。2年連続の悪天候による断念を見事に挽回。

長野県松川町在住の大沢茂夫さんが、26年目となる今年もまた元旦初泳ぎに挑戦しました。2003年、2004年と、2年連続で悪天候のために現地まで行きながら断念していましたが、80歳になる今年は40センチの氷をかち割って見事に初泳ぎを達成したとのことです。親しくさせていただいてている三輪主彦さんのところへ、地平線通信への通信費カンパと一緒に写真が送られてきましたので、ご紹介します。

我人生之遙かなる夢。珠峯初泳第二十六回、好天に恵まれ、尚皆様乃応援を頂き、全目的を達成し無事帰国出来ました事を御報告申し上げ哀心より厚く厚く御礼申し上げます。先ず元旦初泳少々吹雪、今年は暖冬で零下十一度の中で決行、成功。この初泳乃写真80cm角に拡大し、昨年二月ポカラにオープンした山岳博物館に掲額して頂ける光栄を頂きました。尚一月十日最高級ホテル・ソルテーに於いて開催されたネパール山岳協会と長野山岳協会の友好親善協定の調印式パーティーにご招待、御紹介を頂き将に天にも昇る感動、感謝を頂きました。
初泳ぎ写真
<女神謝>
珠峯初二十六歳
報恩奉仕賭人生
山岳博館栄掲額
女神恵賜極感動

<林子再会>
雪山茜里辺境地
林子桜植弐拾歳
馬背運首都店頭
我娘林子涙感動


【三輪主彦さんから、ひとこと】
 大沢さんの件、「もう止めたら」と何度も言っており、本人も止めるつもりでいたのですが、2〜3年前にまた誰かにたきつけられたらしく、死ぬまでやると言い出しました。
 トレーニングも半端ではなく、本当に135kgの背負子を背負って坂道を歩いています。私も背負ってみようとしたのですが、背負子はびくともしませんでした。言い出したら聞かない人ですから、このまま行きそうです。だれだい。せっかく余生をゆっくりする気持ちになっていた人を、またたきつけたのは!
 ともかく大沢さんは、これが生き甲斐。さらに沿道にはリンゴをたくさん植えてみなさんに喜れていますし、シェルパの子どもたちにも奨学金を送ったり、彼らを日本で研修させたり、かの地の人たちの親となって尽くしてくれています。初泳ぎだけがクローズアップされていますが、大沢さんの気持ちはネパールの子どもに夢をというほうに比重がかかっています。いい年を取っている爺さんです。このじいさんにはかなわない!
 伊那の松川に住んでいます。ぜひ一度訪ねてやってください。家にはプールがあります。氷が張っているときに行くと泳がされます。背負子も背負って見ろと言われますから、行くときには覚悟をして出かけてください。



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