The Chiheisen News 2001-35


■日本人チベット行百年記念フォーラム、詳細決定
当日のプログラムの詳細が決まりました。


日本人チベット行百年記念フォーラム

河口慧海、成田安輝のラサ入り(1901年3月21日、12月8日)、
能海寛の最後の書簡発信(同4月18日)から百年。
知られざる日本とチベットの近代交流史を探り、
日本人のチベット行の動機、当時のチベットの状況を
さまざまな立場からの語りと発掘映像を通して知る。

 日時:2001年12月15日(土)午後2時〜7時
 場所:東京ウィメンズプラザ(東京都渋谷区。国連大学隣り)
     http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/
 入場料:1000円(当日受付のみ)

**********プログラム**********

[総合司会]渡辺一枝

■ビデオ上映「ダライ・ラマ14世が語る日本とチベット」
  (ビデオ提供:カワチェン)

■開会の挨拶 ザトゥル・リンポチェ
         (ダライ・ラマ法王日本代表部事務所代表)
       貞兼綾子(チベット民族学)

[第一部]

■「日本とチベットの百年〜山口瑞鳳・東大名誉教授に聞く」
  明治から昭和にかけての10人の日本人のチベット行を探る
    ……報告と聞き手=江本嘉伸(「地平線会議」代表世話人)

■特別ゲストが語る「私のチベット行」
  波乱の時代にチベット行を実践した2人による証言

  ●野元甚蔵氏
   1917年(大正6年)、鹿児島県山川町生まれ。
   1935年、満州に渡り、アパカ特務機関にモンゴル語研究生として配属。
   1939年2月、関東軍の要請によりチベットを目指す。
   同年ラサで、当時4歳だったダライ・ラマ14世の行列を見る。
   シガツェ近郊の農村に1年半暮らして帰国した。
   著書『チベット潜行1939』(悠々社)を今年8月に上梓。

  ●西川一三氏
   1918年(大正7年)、山口県生まれ。
   1941年、興亜義塾に入塾。
   1943年、モンゴル僧ロブサンサンボーとして内モンゴル中公旗を発つ。
   1945年にラサに到着し、下級僧としてデプン寺に滞在。
   著書『秘境西域八年の潜行』(上中下巻・中公文庫)のダイジェスト版
   『秘境西域八年の潜行抄』(中公文庫)が今年10月に発刊された。

[第二部]

■フィルム上映「チベットの高原」「チベットの神々」「チベットの工芸」
  1930年代にドイツの調査隊によって撮影された貴重なフィルムを上映
    ……訳と解説=ケルサン・タウワ(カワチェン)

■フォーラム「日本人チベット行百年の背景」
 小野田俊蔵(佛教大学教授)+金子民雄(歴史学者)+貞兼綾子(チベット民族学)
    ……司会=江本嘉伸

[第三部]

■ビデオ上映「リンチェン・ドルマ・タリン夫人の語る激動期のチベット」
  河口慧海、多田等観とも親交があり、チベット社会の中枢に位置した
  名家の女性が昨年90歳で逝去される直前のインタビュー
  当時の実写フィルムもおりまぜた20世紀のチベットを知るには必見の作品
    ……解説=三浦順子(翻訳家)+ケルサン・タウワ

■スライドと語り「チベット最新報告」
  ところで今はどうなってるの!?
  ――チベットに通い続ける2人の旅人がギリギリの本音で語る
    ……渡辺一枝(作家)+長田幸康(フリーライター)


お問い合わせ:「日本人チベット行百年記念フォーラム」実行委員会
       ・江本嘉伸:fax.03-3359-7907
       ・カワチェン:tel.03-3478-7448 fax.03-3403-1238
              e-mail:

主催:「日本人チベット行百年記念フォーラム」実行委員会
協賛:株式会社モンベル
協力:キヤノン販売株式会社、カワチェン、オフィス・モモ



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