5月17日から消息が途絶えていた河野兵市さんが、現地時間5月23日の午後4時45分（日本時間で5月24日午前6時45分）、遺体で発見されました。
写真を見るなどして、状況はほぼ絶望的だとは思っていましたが、あの河野君ならなんとか生きているのではないかと信じたい気持ちが、どこか心の底にあっりました。その最後の希望も、遺体が見つかったことで消えてしまいました。ショックです。でも、北極海の冷たい海に沈むことなく、家族のもとに帰れることになったと考えることで、少しは気が紛れるようにも思います。
つつしんでご冥福をお祈りいたします。
さまざまな報道が入れ乱れていてようですので、それらを参考にして今回の一連の経緯をまとめたりしても、あまり意味がないように思います。そのうちに、極地の専門家から、コメントをもらいたいと考えています。
なお、「リーチングホーム」の公式ウェブサイトの最新情報コーナーには、現地から送られてくるニュースがダイジェストされ、写真入りで紹介されています。問い合わせなどが殺到してたいへんな時期に、冷静に状況を報告している留守本部の姿勢に、敬意を表したいと思います。（丸山純）
●河野兵市さんの公式ウェブサイト
http://www.reachinghome.org/
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