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■平尾和雄さんの著書、4月20日刊行へ
『スルジェ――ネパールと日本で生きた女性』(旅行人)
このニュースコーナーでもご紹介した平尾和雄さんの本が、いよいよ4月20日に旅行人から刊行されるはこびとなりました。「平尾さんの新著刊行を支援する会」の大屋建さんによると、地平線の仲間たちからも多くの予約が集まったとのことです。ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。
ぼくが初めて彼女に出会ったタトパニの、村はずれの橋のたもとの茶店は村人のたまり場になっていたし、ポカラのスルジェ館建設現場の掘っ建て小屋にも、おおぜいの日本人が集まってきた。手術前後の相部屋の病室にも、居候していたマイケルの家の四畳半の部屋でも、宿や食堂を開いていなくても、スルジェのまわりにはいつも人が集まっていた。スルジェのいる所はどこでも<スルジェ館>なのだった。
――本文より(旅行人Webサイトより転載了承済み)
スルジェ――ネパールと日本で生きた女性 著者:平尾和雄著 定価:本体2000円+税(税込2100円) 発行:旅行人 |
「スルジェのいる所はどこでも<スルジェ館>なのだった」。平尾さんだけにしか書けない、心に染み入るフレーズだと思います。スルジェさんの笑顔が浮かんできます。
なお、旅行人のWebサイトに行くと、表紙の写真などが見られます。白いスペースが印象的。楽しみですね。
http://www.ryokojin.co.jp/1f/books/new_surje.html