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1999年4月
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算234回目の
地平線報告会となります。
報告者は、早稲田大学学生の石川直樹さん。高野孝子さんが主宰しているエコクラブの機関紙の編集などを担当して活躍しているので、ご存じの方も少なくないことでしょう。今月は石川さんに、南太平洋の島々に秘伝として伝わる、伝統的な航海術を語っていただきます。
以下は、地平線通信233号に掲載された案内です(絵と文・長野亮之介)。
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海を渡る星の唄
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石川直樹さん(21)が、シニヨンホクレア号の一員として、サイパンから出航したのは98年8月のこと。目的地は、900キロ先のサタワル島(ミクロネシア)です。ナビゲーターは、マウ・ピアイルグさん。星を見つめ、波のうねりや風の声を聴き、海図や磁石のない航海術を今に伝えるベテラン航海士。
しかしこの旅は風に恵まれず、4〜5日の予定が、6日過ぎても陸が見えません。雨水で命をつなぐ中で、発狂するクルーも出てきます。「ナイショで持ち込んだSOS発信機を押そうと何度も思ったけど、マウを信じてガマンしました」と石川さん。
今月は石川さんに、この航海の顛末と、失われつつある伝統的な航海術の魅力を語って頂きます。術を伝える神秘のスターソングとはなにか?! 乞御期待。
☆会 場:アジア会館(東京都港区赤坂8-10-32/03-3402-6111)
☆時 間:午後6時半〜9時
☆会場費:500円
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。
テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえない、
世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、
毎月第4週の火曜か金曜に、東京の南青山にある
アジア会館(地平線銀座線・半蔵門線・青山一丁目下車)で開催されています。
どうぞ気軽に参加してみてください。
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