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98年10月
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算228回目の
地平線報告会となります。
報告者は、東京外語大学大学院生で、モンゴルに通い続けている山本千夏さん。モンゴルの遊牧生活というと、すぐにヒツジが目に浮かびますが、北のほうにはトナカイ遊牧民が住んでいます。堪能なモンゴル語を活かした修士論文執筆のための調査は、どんな顛末で終始したのか。北の民の暮らしぶりのほかにも、近代化の真っ只中にあるモンゴルならではの、興味深い話が聞けることでしょう。以下は、『地平線通信227』の案内から(絵と文・長野亮之介)
タイガの民
モンゴルの最北端、シベリアに接するタイガ地帯に、トナカイ遊牧と狩猟を営む少数民族、トゥバ族が暮らしています。モンゴルの社会主義時代には定住化政策で「文明生活」を強いられましたが、民主化後は山に還りました。失われた文化伝承も少なくありませんが、標高1600〜3000mという生活圏で、伝統的な暮らしを維持しています。
このタイガの民を2年間、6回にわたって訪問し続けているのが、山本千夏さん。「タイガに行くのは家族に会いにいくようなもの」という山本さんに、トゥバ族のNOW & THENを話して頂きます。
※地平線通信に掲載された山本嬢の似顔絵は、こちらで
☆会 場:アジア会館(東京都港区赤坂8-10-32/03-3402-6111)
☆時 間:午後6時半〜9時
☆会場費:500円
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。
テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえない、
世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、
毎月第4週の火曜か金曜に、東京の南青山にある
アジア会館(地平線銀座線・半蔵門線・青山一丁目下車)で開催されています。
どうぞ気軽に参加してみてください。
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