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98年3月
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算220回目の
地平線報告会となります。
今月の地平線報告会は、3月27日(金)です。
報告者は、新井由己(あらいよしみ)さん。昨年の10月3日から今年の1月22日にかけ、各地のおでん文化を訪ねて、北海道から九州まで、新聞配達用の50ccバイクに乗り、野宿と居候を続けながら走破した人です。総走行距離は、10113.8km。バイクを港に置いて、フェリーで韓国と台湾、沖縄にも足を伸ばしています。
4ヵ月近くにおよんだ旅の模様は、NIFTY-Serveに設けられた特別会議室(パティオ)で刻々と実況中継され、多くの人がリアルタイムで旅の様子を知ることができ、やってきた新井さんに居候先を提供したり、いっしょにおでんを食べに行ったり、盛り上がりました。
今月の地平線報告会は、このおでんの旅をスライドを交えながら語ってもらいます。
☆新井さんのWebページ:http://www.j-link.or.jp/~yu-min/
☆パティオ「おでん列島食べ歩き」のパスワードは、新井さんまで直接問い合わせてください。
HAG01256@niftyserve.or.jp
(地平線通信220号の案内より・by長野亮之介)
オデン列島駆けある記
「ギョウザ巻き」というオデンのネタを食べたことあたますか? 「ゲソ巻き」や「バクダン」のイカや卵のかわりにギョウザが入ったもので、博多ではポピュラーなネタです。
このローカルなネタに出会って感銘を受けたのが、新進気鋭のライター、新井由己さん。早速パソコンネットで各地のオデン事情をプレ取材したところ、実に多様な味つけやネタのバリエーションが見えてきました。
そこで日本のオデン地図を作るべく、新井さんは列島縦断の旅を計画します。97年10月、50ccのカブで宗谷岬からスタート。各地のスーパーやコンビニのネタ調査と味見をしながら南下しました。台湾、韓国まで足を伸ばした旅は、延べ106日間。オデン文化の様々なの境界線が見えてきました。例えば同じネタが浜名湖を境として「〜巻き」と「〜天」と呼称が変わるそうです。
今月は新井さんに日本オデン地図試案を披露して頂く予定です。お楽しみに!
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。
テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえない、
世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、
毎月第4週の火曜か金曜に、東京の南青山にある
アジア会館(地平線銀座線・半蔵門線・青山一丁目下車)で開催されています。
どうぞ気軽に参加してみてください。
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