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↓地平線カレンダー1997 part 2より
【今月の地平線報告会】
97年9月
1979年の第1回から数えて、今回が通算214回目の地平線報告会となります。
「今の北朝鮮は、旧大日本帝国と似たような思考回路に陥っとる。首領さま(スリョニム)が絶対で、国民は正しい主体(チュチェ)思想で導かれる赤子というわけだな」。北朝鮮の姿をこう解くのは、ジャーナリストの惠谷治さん。
情報の鎖国を続け、共産主義体制を維持している北朝鮮ですが、三難(食糧難、外貨難、エネルギー難)にあえぎ、内部崩壊も時間の問題ともささやかれています。「急に壊れても、日・韓・中・米、みんな困る。といって、カンフル(援助)を打ち続けてもキリが無い。崩壊が長引けば、難民が増えるばかりだから」と惠谷さん。
今月は、『北朝鮮解体新書/金正日と朝鮮人民軍』(小学館・1600円)の上梓を10/8に控えた惠谷治さんに、北朝鮮が今どうなっているのか、話して頂きます。
相次ぐ高官の亡命、少女拉致事件、日本人妻里帰り、コメ援助問題など、マスコミ報道をどう読み、隣人として、どう考えればいいのか、手がかりを得られる貴重な報告です。見逃すとソンです!(地平線通信214より転載)
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。
テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえない、
世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、
毎月第4週の火曜か金曜に、東京の南青山にある
アジア会館(地平線銀座線・半蔵門線・青山一丁目下車)で開催されています。
どうぞ気軽に参加してみてください。
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