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地平線ホームページ休止期間中のため、Web上での予告はしていませんでした。
以下は、ニフティサーブの冒険フォーラム(FADVEN)に書き込んだ告知と、地平線通信200号に掲載された「今月の案内」です。
00596/00596 PEG00430 丸山 純
8月の地平線報告会は、神戸で開催します
こんにちは。地平線会議の丸山です。
いよいよ8月も後半、夏も残り少なくなってきましたね。以前ちょっとご紹介した『地平線データブック』制作の疲れがどっと出たのか(^^;、あれからちょっと体調を崩してしまって、なかなか書き込めませんでした。申し訳ありません。近藤さんにせっかく1番会議室で地平線の2冊の本をご紹介いただいたのに、そのままにしてしまって、ずっと気になっていたんですが。
さて、今日は、201回目を迎える、今月の「地平線報告会」のご案内をさせていただきます。
今回は、なんと、79年9月の第1回以来初めて東京を離れて、神戸で開催することになりました。関西在住のみなさんが集まろうと独自に企画していた「神戸集会」に、東京側からも押しかけるというかたちで、「拡大神戸集会」を開きます。8月24日の土曜日、午前11時から。会場は、三ノ宮駅近くの「神戸市青少年会館」です。
まず、午前の「パート1」では、直接・間接に震災に関わった地平線のメンバーに登場してもらって、それぞれの体験を、サバイバルという切り口から語ってもらいます。正面から震災をとりあげるとあまりにも重くなりますので、誤解を受ける言葉ではありますが、あえてサバイバルというキーワードを設定して、その範囲に絞って話を進めてみることにしました。
午後の「パート2」では、リヤカーを引いてアフリカ縦横断などをし、現在は北極に挑もうとトライしている永瀬忠志さんと、サハラの周辺で長く暮らしたラクダ使いとして知られ、現在は環境・民族問題にも取り組んでいる福井慶則さんという、二人の大物行動者に登場していただき、ビデオやスライドを使って、極限の世界ですごした体験をうかがいます。
続く「パート3」では、車座になって参加者をひとりひとり紹介しながら、地球のあちこちでかさねてきたサバイバル体験を披露してもらったり、近況報告をしてもらおうと思っています。インターネットで試作している『地平線データベース』のデモや本の紹介などもあります。
5時でいちおう終了しますが、6時からは三ノ宮の居酒屋で二次会(パート4)を開きます。会費は飲み物を入れていちおう3000円の予定。さらに翌日の10時から、第20回目の地平線マラソンを武庫川河川敷で開くことになりました。
ご案内が遅れてしまって申し訳ありませんが、神戸まで足を伸ばせる方は、ぜひ寄ってみてください。『地平線の旅人たち』や『地平線データブック』、地平線Tシャツなども会場でお求めいただけます。
以下、地平線通信201号より、プログラムを転載します(その後、内容に変更がありましたので、一部修正してあります)。サバイバルという言葉は受け取る方によって印象はさまざまで、実際に震災に遭われた方には失礼になるかもしれないとは思いましたが、地平線会議のなかでは、深く本質的な用語として解釈され、ゴッコ的な軽い意味は含めずに使われていますので、あえてそのまま使わせていただくことにしました。
地平線通信201号より
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8.24・拡大神戸集会へ、ようこそ!
神戸で地平線報告会を開くことになったわけ
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8月24日土曜日の11時から17時まで、神戸・三ノ宮の「神戸市青少年会館」で、記念すべき第201回目の地平線報告会を開催することになりました。これまでの200回が全て東京で開かれていただけに、こうして関西で地平線報告会を開くというニュースをお伝えできるのは、とてもうれしく思います。当日神戸に行くことのできる方は、お誘いあわせの上、ぜひご参加下さい。
地平線報告会が、なぜ突然神戸で開かれることになったのか、不思議に思われている方も沢山いらっしゃることでしょう。実は計画自体は昨年末からあったのですが、それは20人程度の小規模な集まりを考えていました。
学生時代を北海道で過ごした私にとっては、東京での会社員生活にどっぷりと浸った毎日の中で、毎月の地平線報告会が唯一、純粋な気持ちに戻れる貴重な場でした。本やテレビでしか縁がないと思っていた人たちと、親しく話ができる。それだけでも非常に大きな喜びで、もし学生時代に地平線会議を知っていたなら違った人生を歩んでいたのではないか、と思うことも再三ありました。
4年前に東京から大阪に転勤して以来、再び報告会に参加できなくなってしまいましたが、地平線の仲間は東京以外にも沢山いるはずだから、関西周辺に住む人たちで一度集まってみたい。そんなふうに考えるようになり、昨年末から何人かに声をかけたところ、ぜひやろうということになったわけです。この春ごろから何度か打ち合わせをかさねているうちに、永瀬さんや福井さんのような、ぜひ話を聞かせていただきたい行動者が関西にもいることに気づき、だんだんと夢が広がっていって、日程や場所なども決まりました。
そして、東京の人たちとも細部を詰めようと出てきたところ、フロントに江本さんが書かれているように、三輪さんのひと言から急遽、ささやかな「神戸集会」を「第201回報告会・拡大神戸集会」として開催することが決まってしまったという次第です。思いもしなかった大きなイベントにふくらんで、準備に追われる毎日になっていますが、みなさんのおかげで、中身の濃い報告会にしていくことができそうです。
なぜ神戸で開くのかというと、とにかく地平線のみんなにあの神戸を見てもらいたい、何かを感じてもらいということに尽きます。私自身が神戸に生まれ、震災当時も尼崎に住んでいたのに、その後何一つ役に立てないでいることへの後悔もあるかも知れません。単に海外のどこそこに行ってきたということだけでなく、もう少し社会性のある物事の考え方も取り入れたいという気持ちも、神戸で開くことを決めた理由です。
拡大神戸集会では、全体のテーマを「いま、Kobeで考える、地平線流サバイバル術」として、神戸はもちろん、地球のあちこちでみなさんが体験してきた、多彩なサバイバル術を披露していただこうと考えています。
東京からも多くの方が来てくださるようですし、四国や九州からの参加表明もありました。会場の都合で、17時でプログラムは終了しますが、二次会(ちょっとしたオークションもあるかも?)も準備していますので、ぜひこの機会にあこがれの人からさまざまな話を聞き出して下さい。地平線通信で皆さんご存知の『地平線の旅人たち』や『地平線データブック・DAS』、地平線Tシャツも会場でお求めいただけます。
さらに翌日は、じつに3年4ヵ月ぶりに、「第20回記念地平線マラソン」を武庫川のジョギングコースで開きますので、こちらの方の参加も大歓迎です。(岸本佳則)
■大阪駅・新大阪駅から三ノ宮駅まで
JR神戸線で姫路方面行きの新快速電車に乗って下さい。
■新神戸駅から三宮駅まで
神戸市営地下鉄で西神中央(せいしんちゅうおう)方面行きに乗って下さい(後ろの車両が良い)。次が三宮駅です。
■青少年会館のあるビル
「青少年会館」は独立したビルではなく、勤労会館という、茶色のタイル張りのビルの5階にあります。1階には三宮図書館が入っているので、目印にしてください。中央区役所の隣りです。三ノ宮駅から徒歩5分。
■25日の地平線マラソンの場所
阪神電車武庫川駅下車。神戸側の河川敷の鉄橋下に午前10時に集合してください。
第201回地平線報告会 [拡大神戸集会] 〜東京を飛び出す最初の試み〜 |
大震災直後はもちろん、神戸のみなさんのこの1年7ヵ月は、
まさにサバイバル体験そのものといっていいだろう。
衣食住を中心とした生きるための知恵をはじめ、
精神の安定をはかるためのちょっとした工夫から
電子ネットワークを活用した情報収集・情報発信まで、
さまざまなサバイバル術が駆使された。
世界各地で地球体験をかさねている地平線の行動者も、
ここから学ぶべき点が多々あるに違いない。
住み慣れた東京を飛び出して今後ワールドワイドに展開していくはずの、
記念すべき最初の地平線報告会は、ここ神戸で
「サバイバル術」を考えてみることから始めるのがふさわしいと思う。
異国のフィールドだけではなく、この日本の社会でどう生きていくかという、
ちょっと次元のちがうサバイバル術なども視野に入れておくつもりだ。
8/24(土) 神戸市青少年会館 神戸市中央区雲井通5-1-2 |
part 1 585日間のサバイバル体験から学ぶもの 11:00〜 開会宣言・いま、なぜ神戸なのか 11:05〜 被災者として、ボランティアとして、都市計画の専門家として、見たまま、感じたままを語りあう巻頭座談会
12:15〜 休憩(昼食) |
part 2 極限を日常として暮らした2人の報告 13:00〜 砂漠と密林と雪原で編み出した「前へ進む技術」[永瀬忠志] 13:45〜 サハラで出会った「生存のための三つの条件」[福井慶則](予定) 14:30〜 報告者との質疑応答 14:50〜 休憩 |
part 3 地平線会議恒例・会場縦横断リレートーク 15:00〜 参加者紹介・地平線の本の紹介・インターネット体験 15:20〜 どう役だてるか、どう身に着けるか……地平線流サバイバル術
16:50〜 閉会挨拶/地平線会議からのお知らせ |
part 4 お待ちかねの二次会 18:00〜 三ノ宮駅近くの居酒屋にて |
part 5 8/25(日) 10:00〜 第20回地平線マラソン |
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