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犬ぞりレースの最高峰「アイディタロッド」も今年で24回目を迎えましたが、第13回大会に日本人として初めて出場して以来、小嶋さんにとっては今度が7回目のチャレンジになります。
じつは前哨戦として1月におこなわれたマッキンリー一周300マイルレースで、小嶋さんは立木に激突。靱帯を切断して、無念のリタイアをしました。ところが、そのまま帰国せずに現地に残り、本戦に出場。モルヒネを打ったり、特殊なギブスを付けたりという壮絶な努力をかさねて、自己最高の13位で堂々ゴールしたそうです。
ちなみにこのときのタイムは、初めて出場したの13回大会の優勝タイムを上回っているそうで、レースが年々レベルアップしていく様子がうかがえますね。
小嶋さんといえば、サラリーマンをしながらレースに出場することでも知られていますが、3年前に会社を辞め、健康器具のセールスをしながら、実家で農業を手伝ったりしているそうです。「野良仕事は自分に合っている。こうやって子供の頃から畑で自然と戯れていたことの延長に、犬ぞりレースがある」とか。
現在小嶋さんは怪我の治療で入院中ですが、6月からアメリカに渡り、手術をするかどうか、検査を受けるそうです。そのためにちょうど東京に出てくる機会をすかさずとらえて、第199回の地平線報告会に登場していただき、犬ぞりの魅力を余すところなく語っていただくことになっています。
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