今月の地平線報告会


※今月の報告会は28日(土)14時から、いつもの新宿区榎町地域センター 4F多目的ホールで開催します。
 今月は土曜日の開催のため、午後2時からの開始となります。お間違いのないよう。
 《来月の報告会は、1月25日(土)14時からです》

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算548回目の地平線報告会となります(コロナ禍での欠番を含む。欠番をカウントしないと513回目となります)。


12月の報告者は津軽三味線奏者で、島伝いの旅でたどり着いた台湾で出会った“師匠”に導かれて、新しい三味線の境地を切り開いている車谷建太さんです。


■今月の地平線報告会の案内(イラスト:長野亮之介)

地平線通信裏表紙

よされ三味(しゃみ)の音(ね)流れ旅

  • 2024年12月28日(土) 14:00〜18:30 500円
  • 於:新宿区榎町地域センター 4F多目的ホール

「僕の三味線は旅の杖なんです」というのは三味線奏者の車谷建太さん(48)。東京は目黒の育ち。お米がどうやってできるかも知らない自分に気づき、日本の伝統的な暮らしを知りたくて、学生時代に国内の旅を始めます。父方の郷里を目指し、宮崎〜鹿児島を100km歩くなど数々の放浪旅の中で出会う人々の生き方に影響を受けました。

22才の春、花見客で沸く多摩川の土手。音楽家の友人が弾く「じょんから節」に合わせ、初めて手にした三味線をチンチロと掻き鳴らすと、思いがけぬやんやの喝采。心の垣根を瞬時に取り払う音楽の力に開眼しました。早速津軽三味線の修行を始めます。

師匠のいる弘前に通いながら、楽器を片手に沖縄やモンゴルにも。'09年には地平線会議の縁で台湾へ。単身で路上演奏をしたのがきっかけで、当地の大御所音楽家に偶然つながります。

「オマエのような奴を待っていた!」と大歓迎されて彼のバンドに参加。今年は台湾総統府で演奏するなど活躍の場を広げました。

今月は車谷さんに、「物語を紡ぐ」三味線の魅力と、これまでの旅の軌跡、台湾の面白さを、ナマ演奏を交えて語って頂きます!


今回は、早稲田駅近くの「北京」で二次会を行ないます。長年お世話になった北京はこの日で閉店となります。

地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から、コロナ禍での中止期間を除き、毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。



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