今月の地平線報告会 |
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算544回目の地平線報告会となります(コロナ禍での欠番を含む。欠番をカウントしないと509回目となります)。
8月の報告者は、探検家の関野吉晴さん。初監督したドキュメンタリー映画『うんこと死体の復権』が公開中です。
石器野ヨシハルの時を駆ける探検
「石器で竹だって切れるんだよ!」と言うのは医師で探検家の関野吉晴さん(75)。学生時代に南米先住民マチゲンガ族の村に通い、ナイフ1本あれば自然の中で生きのびる知恵と技術を習得します。 やがて人類拡散の道を人力で辿るグレートジャーニー(GJ)で世界各地の先住民族を訪ねました。「GJは旧石器時代のマンモス狩猟者の足跡を辿る旅のつもりだったけど、現代の先住民は例外なく鉄を使ってたね」。 早速、関東、東北、北海道などに拠点を作り、実際に鉄器や土器を使わない生活を始めます。「初めの一歩の住居作りから難儀してなかなか進まないけどね」。ヒトが環境への「害獣」ではまだなかった(?)時代を体感し、自然とのつきあい方を見直す試みです。 その想いの延長線上に、現在公開中の映画、関野さん初監督作品『うんこと死体の復権』があります。最近は「石器野吉晴」とも名乗る関野さんに、時をワープした狩猟採集民修行や、映画つくりへの思いを熱く語って頂きます! |
今回は、早稲田駅近くの「北京」で二次会を行ないます。 |
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から、コロナ禍での中止期間を除き、毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。
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