今月の地平線報告会 |
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算543回目の地平線報告会となります(コロナ禍での欠番を含む。欠番をカウントしないと508回目となります)。
7月の報告者は、魚食文化を通して現地女性の地位の向上をめざし、毎年のようにアフリカへ通う白石ユリ子さんです。
魚食文化に首ったけ
「今はアフリカに燃えてます!」と言うのは白石ユリ子さん(90)。北海道東部の北見に生まれ育ち、大学進学で上京。学生結婚後、専業主婦生活を経て30才から『主婦と生活社』の編集者に。茶道、香道、着物など様々な実用書を世に出し、ベストセラーも。日本の伝統文化を日常の生活文化におとしこむ面白さを実感します。「企画は全部オリジナル。何が当たるか勘が働くの」。 '86年に独立して地域活性化事業なども手がけました。'93年にWFF(ウーマンズフォーラム魚)を立ち上げ、念願だった海に関わります。「島国日本は世界でも稀に見る多様な魚食文化があるのに、忘れられてるのがもったいない」。 食の伝統を見直そうと、全国6千ヶ所の漁村を訪ね歩き、東京の小学校と浜を繋ぐ運動など多くの活動を続けてきました。80才の時、西アフリカ沿岸22ヶ国の漁村女性ネットワークから講演依頼がきます。日本の〔魚のすり身〕を現地に紹介して、地元女性の収入や地位の向上を目指すワークショップ等を始め、毎年のようにアフリカに赴いています。 今月は白石さんに、魚食文化の魅力とアフリカとの関わり、今後の夢などを語って頂きます! |
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地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から、コロナ禍での中止期間を除き、毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。
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