今月の地平線報告会 |
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算540回目の地平線報告会となります(コロナ禍での欠番を含む。欠番をカウントしないと505回目となります)。
4月の報告者は、伊豆諸島・神津島の高校で3年間の離島留学を終え、この春から大学生となった長岡祥太郎さんです。地平線通信に不定期連載「島ヘイセン」で島での暮らしを紹介してくれていました。
神集う島の異邦人
「校舎の窓からギランギランに光る海を見て、ここなら青春できると思って」と言うのは長岡祥太郎さん(18)。コロナ禍の最中、学芸大附属中学から伊豆七島の都立神津高校へ島留学しました。一学年18名のうち、留学生4名以外は幼馴染です。 ほとんど島から出たこともない同級生達と共有できる体験もなく、異文化交流に戸惑う日々。膠着状態を打開したのは、高さ10mの崖から海への飛び込みでした。地元でもできる人が少ない大ジャンプを決めた祥太郎さんは、いわば通過儀礼を経て、神津島の村社会に認められます。 以降はリーダー不在のクラスをまとめ、文化祭ではドラムを叩き、生徒会長も務めるなど、島の自由な環境の中で自分の様々な可能性を発見しました。島の生活を描いた「島ヘイセン通信」は当通信に不定期連載され、反響を呼びました。 この春から都内の大学で対人社会心理学を学び始めた祥太郎さんは、両親と同じ音楽家の道も模索しているそうです。今月は祥太郎さんに、島で暮らす中で考え、見えてきたことを語って頂きます! |
今回は、早稲田駅近くの「北京」で二次会を行ないます。 |
地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から、コロナ禍での中止期間を除き、毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。
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